尾張旭市がcodeless technologyのPhotolizeを導入し DXを加速
愛知県尾張旭市が、codeless technology株式会社が開発したデジタルサービス『Photolize』を採用し、児童館の利用申請手続きのオンライン化を進めています。この取り組みは、市役所のこども課が中心となって行われ、子どものための便利な申請方法を提供することを目的としています。
Photolize導入の背景
この新しいシステムの導入に至った経緯は、尾張旭市が地域パートナーとして参加していた「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2023」での採択がきっかけです。このプログラムを通じてcodeless technologyと出会い、その後、実証実験の場を提供していただいたことで、実際の運用が始まりました。
利用申請手続きのデジタル化
尾張旭市の『児童館ランドセル来館利用申請書兼同意書』という書類がPhotolizeによってデジタル化されました。QRコードを使って簡単にアクセスできるこの入力フォームは、誰でも手軽に申請ができる便利さを提供します。従来の紙ベースの申請手続きではデータ集計に時間がかかっていましたが、デジタル化により、申請がスムーズに行えるようになりました。
このシステムは環境にも配慮しており、SDGsの目標の一つである紙の削減にも貢献しています。さらに、保護者が直接入力することで、データの確認や修正の必要がなくなるため、申請手続きの精度向上も期待されています。
利用者のメリット
Photolizeの導入によって、利用者にとっても便利なメリットが多く生まれました。スマートフォンやタブレットからいつでも申請が可能になり、様々な入力補助機能も利用できるため、直感的に使えるシステムとなっています。既存の書類と同じ見た目をしているため、新しいシステムに慣れる必要もありません。
導入現場の声
尾張旭市の役所担当者がコメントしているように、Photolizeの最大の特徴は実際の書類フォーマットをオンラインで利用できる点です。オンライン申請がまだ市民に馴染みがない中でも、自宅で気軽に利用できるメリットは大きいとされています。また、業務の効率化にも寄与しており、申請書を様式に残せるため、視認性も高いとのことです。
今後の展開と展望
尾張旭市では、今後もPhotolizeのフォーム拡充を進めるとともに、他の市区町村や行政機関との連携を進めていく方針です。行政機関との協力を重ねることで、さらなるSDGsの達成を目指し、紙やコピー機の使用を減らすことによるコスト削減にも貢献していく予定です。
代表者の想い
codeless technology株式会社の猿谷吉行代表は、尾張旭市との連携について感謝の意を示し、問題点や希望に応えながらシステム改善を進めていく意向を表明しました。日本のシステム導入文化を一新し、より簡単なデジタル体験を提供するために取り組んでいきます。
会社概要
codeless technology株式会社は、シンプルなシステムで世界を活性化することを目指しています。Photolizeを通じて既存の書類をデジタルフォームに変換し、より効率的な業務運営をサポートしています。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認することができます。
これからも尾張旭市の取り組みには注目が集まり、地域社会のデジタル化が進むことに期待を寄せています。