求職者動向調査
2018-02-06 14:35:10
日本とアメリカの求職者動向、公表されたIndeedのデータとは
最近、求人検索エンジンのIndeedが発表したデータによると、海外から日本の求人情報を探している求職者の関心が明らかとなりました。特にアメリカからの求職者が多く、国内での求職活動を行っている人の約32%がアメリカ出身であることが分かりました。これに加えて、逆に日本国内で海外求人を探している求職者においても、アメリカの職種に最も多くの関心が寄せられ、48%がアメリカの求人を検索しているという結果が出ています。すなわち、日本とアメリカの間には、相互的な求人の探求が存在しているといえます。
一方で、日本とビジネスに馴染みがある香港やシンガポールについては、日本からの求人検索は上位にランクインしているものの、海外からの検索において、日本の求人はランキング圏外に留まっている事実も浮かび上がりました。これらのデータは、国際的に見た場合の日本の魅力と課題が潜んでいることを示唆しています。
それでは、さらに詳細を見ていきましょう。Indeedが提供した情報によると、海外から日本の求人に対する検索数は特に「ニュージーランド」からの関心が高まり、昨年から234%も検索数が増加したとされています。これに続くマレーシアが225%増、インドが204%増となっており、トップ3はいずれも大幅な伸びを示しています。反対に、日本から海外求人を検索する求職者のカウントではベトナムが49%の増加を見せ、次いで中国が32%増、アジア圏の国々がこの流れに影響を与えていることがわかります。
このように、求職者たちが国境を越えて求職活動を行っている背景には、経済的な要因やビジネスチャンスの増加があるのかもしれません。特に最近では、旅行先としても注目されているベトナムの人気が高まっており、観光やビジネスの発展がこの国での就業機会の増加に寄与しているとも考えられます。Indeedのデータによると、2017年には日本からのベトナム訪問者数が過去最高を記録しており、これに伴い直接的な就業関心も伸びていることがうかがえます。
Indeedは、今回のデータ提供により、求職者間の国際的な動きや流行を把握する手助けをし、各国の雇用市場の動向をより明確に示そうとしています。特に、アメリカからの求職者の需要とその背景には、アメリカという国の強い経済力もあることでしょう。したがって、求人の可用性を更に高めるための戦略的な施策が求められるでしょう。
この調査は、求人市場が国際的に広がりを見せていることを証明しており、今後も注目すべきトピックとして様々な業界で影響を与えると期待されます。求人を探すことは以前よりもはるかに簡単になりましたが、求職者は情報に基づいて自身のキャリアを形成する力を求められています。さまざまな国の求人にアクセスすることが可能となる現代において、あなたもその一端を担う求職者になってみてはいかがでしょうか。
なお、さらに詳細な求人情報はIndeedの公式サイトをご覧ください。
会社情報
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Indeed Japan株式会社
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