ココヘリ海上捜索拡充
2018-12-05 09:00:08
ココヘリが海上捜索サービスを拡充、合同実証実験を福岡で実施
ココヘリが海上捜索サービスを拡張
会員制の捜索ヘリサービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社が、捜索範囲を新たに海域にまで拡大することを発表しました。この拡大に伴い、海上保安庁との連携を深めるため、合同実証実験を実施する運びとなりました。増加する海上での遭難事例に対応するため、ココヘリはさらなるサービス向上を目指しています。
合同実証実験の詳細
合同実証実験は、福岡県福岡市能古島西側の海域で行われ、2018年12月17日と18日の2日間にわたり実施されました。実験の内容としては、捜索用の専用受信機を海上保安庁に正式に導入するための性能試験が行われました。正確なデータを得るために、実施日時は午前9時30分から12時まで、予備日も設けられました。
参加機関
この実証実験には、多彩な機関が参加しました。福岡県漁業協同組合連合会や海上保安庁の第七管区海上保安本部、福岡海上保安部などが共同で行動しました。具体的には、福岡海上保安部の巡視船「らいざん」や福岡航空基地所属の航空機が現場に駆けつけ、捜索活動を支援しました。これにより、海上での捜索活動が実際にどのように行われるかを検証しました。
ココヘリのサービス概要
ココヘリは、年会費3,650円(税別)で提供されており、主に遭難者を迅速に捜索するサービスです。会員が遭難した際は、ヘリコプターが出動し、位置を特定して正確な位置情報を救助組織へ引き継ぎます。現在、全国で約2万人の登山者が入会しており、提携するヘリネットワークを利用して、日本全国の山域をカバーしています。
遭難発見実績
今年に入ってからも、ココヘリは4件の遭難者発見実績を上げています。これによりサービスの効果が実証されています。特に2018年からは、筑前海区の漁業者を対象に福岡県漁業協同組合連合会がココヘリを導入しており、これが海上での捜索範囲拡大の第一歩となりました。
今後の展望
今後、ココヘリは日本全国の海域への捜索サービス拡充を目指し、さらなる技術開発を進めていく方針です。海上保安庁との連携はもちろん、地域の漁業者や他の団体とも協力しながら、遭難者の早期発見と救助を実現していくでしょう。この進展により、海での安心を届けることができると期待されています。
興味のある方は、ココヘリの公式サイトでも詳細情報をチェックできます。より広範な捜索範囲での安心感を皆様に提供するココヘリの取り組みに、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
AUTHENTIC JAPAN株式会社
- 住所
- 福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15 日新ビル4F
- 電話番号
-
0570-050-556