不動産物件管理における映像DXの進化
セーフィー株式会社(品川区)は、クラウドカメラを活用した不動産物件管理の新たな時代を切り拓いています。今回、同社がシマダアセットパートナーズ株式会社と共に推進した取り組みで、物件の企画から管理までの全過程において、クラウドカメラ「Safie」が導入されました。この導入によって、物件管理の効率化が図られ、現場の契約上の変更がスムーズに行えるようになりました。
導入の背景
シマダアセットパートナーズは、様々な建物の企画・設計を手掛けており、特に防犯対策を重視しています。今回のプロジェクトでは、彼らが設計段階からカメラの設置を意識し、現場での安全性を確保する仕組みを導入しました。これにより、新たに物件を購入したオーナーは、カメラの所有権を簡易に変更できるため、トラブルの防止策に繋がります。
重量な点は、クラウド型カメラにより、契約の変更が容易で、アカウントの権限も柔軟に設定可能なことです。これが、他社からの切り替えを決定づけました。現場での確認が手軽になることから、映像を通じたコミュニケーションが活性化し、協力関係がより強化されます。
導入後の活用状況
建設中の現場においては、進捗状況を容易に確認できるため、工事の効率が飛躍的に向上しました。特に、現場に赴くことができない日でも、映像を通じたやり取りによって、信頼関係が高まり、工事に関する問題が早期に発見されるメリットがあります。また、近隣住民との良好な関係の構築にも寄与しています。
さらに、竣工後は「ごみ捨て場でのトラブル解決」に役立っており、カメラはエントランスや郵便受けの映像も捉えられるため、ルール違反行為が即座に確認でき、迅速な対応ができます。これにより、安心して暮らせる住環境の整備が可能になります。
設計段階からのカメラ導入の利点
施工段階からカメラが設置されることで、プライバシーへの配慮を忘れずに、生活空間と調和したデザインが可能となります。近年では、電柱の地中化が進む中、竣工後にカメラ設置が難しいケースも増えてきましたが、Safieのカメラは設計段階から考慮されるため、スムーズに導入が進みます。
建築事業本部のアーキテクト、臼井紺氏は「クラウド型で性能が良いカメラを探していたところ、Safieに出会い、導入を決定しました。こうした契約変更の柔軟性は非常に重要です」と語ります。今後の課題に向けて、セーフィーは「8掛け社会」における労働力不足の解決に向けたソリューション提供やAI開発を進め、現場DXを実現していく方針です。
『賃貸住宅フェア』出展概要
2025年9月17日から18日に東京ビッグサイトで開催される『賃貸住宅フェア』にて、今回の導入事例を紹介します。具体的な活用ケースについても詳しくご覧いただけますので、ぜひご訪問ください。
- - URL: 賃貸住宅フェア
- - 会期: 2025年9月17日(水)〜9月18日(木)
- - 会場: 東京ビッグサイト
- - 小間番号: C2-23
私たちは映像データを活用し、様々な産業での現場DXを推進します。今後も安心安全な生活空間の提供に努めてまいります。
セーフィー株式会社の会社概要
- - 所在地: 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
- - 設立: 2014年10月
- - 代表者: 佐渡島 隆平
- - 事業内容: クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
- - サイト: Safie