エムエム総研がAIインターフェース『Ask One』を導入
株式会社エムエム総研は、デジタルセールスとマーケティングを専門とする企業であり、より効率的な人材マッチングを目指してAIインターフェース『Ask One』を導入した。この施策は、求職者と企業のつながりを強化し、面談やサポートの質を向上させることを目的としている。
導入の背景
エムエム総研は、デジタルマーケティング、営業DXコンサルティング、デジタルセールス人材採用という3つの主要事業を展開している。特に「マーキャリ」プラットフォームを通じて、IT/SaaS業界の人材と企業のマッチングを行っている。しかし、人材業界では求職者や企業のニーズに対する迅速かつ正確な対応が求められる一方で、データの管理や業務プロセスの最適化が難しいという課題があった。
求職者のエントリーから初回面談までの手続きには多くの手間がかかり、特にデータの手動入力がボトルネックとなっていた。そこで、これらの業務を効率化し、求職者との効果的なコミュニケーションを実現するために『Ask One』の導入が決定された。
期待される効果
工数削減とコミュニケーション最適化
『Ask One』を用いることによって、求職者からの情報が直接マッチングCRM「PORTERS」に登録されるため、手動でのデータ転記が不要となり、業務負荷が大幅に軽減される。また、求職者情報の登録や更新がスムーズに行えるため、面談時の記録も容易になる。
このシステムにより、担当者は求職者とのコミュニケーションを最適化し、より質の高い提案ができるようになる。
事業部門主体で運用可能な体制の構築
『Ask One』の柔軟な機能により、各事業部門が独自にインターフェースを作成して活用できる体制が整う。これにより、初回面談後のアンケートや求職者の満足度調査など、あらゆる顧客接点を統一し、迅速なPDCAサイクルが回せるようになる。
さらに、今後は募集企業からの問い合わせフォームとしても『Ask One』を活用し、求職者と企業のインターフェースを一本化することで、全体の効率化が期待される。
担当者からのコメント
エムエム総研の執行役員である今井良氏は、「求職者との接点が多様化・増加するなかで、対応品質の底上げが非常に重要であり『Ask One』の導入により、データのシームレスな連携が実現したことで、手作業の削減が可能となった。また、求職者に合った個別的なコミュニケーションも実現でき、より良いマッチング体験の提供に繋がっていると感じている」と述べている。
このように、エムエム総研の『Ask One』導入は、求職者との関係強化を図るだけでなく、業務全体の効率化にも寄与している。今後のさらなる進化が期待される。
会社情報
設立: 1989年
所在地: 東京都新宿区
事業内容: デジタルマーケティング、営業DXコンサルティング、デジタルセールス人材採用
設立: 2014年
所在地: 東京都港区
事業内容: AIインターフェース『Ask One』などの開発と提供