SCADAfence日本進出
2018-10-12 14:00:23
イスラエル発のサイバーセキュリティソリューション『SCADAfence』が日本市場に進出しました
イスラエル発『SCADAfence』が日本に進出
イスラエルのサイバーセキュリティ会社SCADAfenceは、グローバル・ブレイン株式会社と三井不動産株式会社の支援を受け、日本市場への本格的な進出を発表しました。今後、国内の企業向けにIoTやインダストリー4.0時代のスマートファクトリーへ向けたセキュリティ対策を提供し、安心で安全なビジネス環境の構築を目指します。
SCADAfenceとは?
SCADAfenceは、2014年に設立された企業で、イスラエル軍のサイバーセキュリティ開発部門から生まれたプロフェッショナル集団です。彼らの提供するソリューションは、広範なデジタル・ネットワークを可視化し、セキュリティリスクを効果的に予防・発見・回復することが特徴です。
日本市場の重要性
製造業におけるデジタルトランスフォーメーションは急速に進んでおり、スマートファクトリーやスマートシティの概念が普及しています。しかし、この「コネクテッド」な環境は新たなサイバーセキュリティリスクを生む要因でもあります。実際、米国のICS-CERTの報告によれば、重要インフラに対するサイバーインシデントの約60%が製造業や通信、エネルギー業界に関連しています。
日本は、製造業やスマートシティ分野で先進し、SCADAfenceにとって重要な市場位置付けがされています。CEOエルアド・ベン・メイルは、日本市場への進出を「最も戦略的な市場」と位置づけています。
三井不動産とグローバル・ブレインの支援
SCADAfenceの進出は、グローバル・ブレインと三井不動産との協力のもと実現しました。グローバル・ブレインの百合本安彦社長は、最近のOT環境へのサイバー攻撃の増加を踏まえ、SCADAfenceの重要性を強調し、その技術力を高く評価しています。三井不動産は、国内事務所の提供や営業支援を行い、資金やネットワークを活用したサポートを提供しています。
日本における新たなセキュリティ対策
SCADAfenceが日本国内に事務所を設立した背景には、急速に進行するセキュリティ対策の必要性があります。現在、スマートファクトリーやスマートシティの需要が高まる中、同社はデジタルトランスフォーメーションによる価値最大化を図るための国内サポート体制の確立を進めています。
また、SCADAfenceは、スケーラブルなアーキテクチャや独自のアルゴリズムを駆使して、数千の産業資産に対するセキュリティ対策を一元的に提供しています。これにより、既存のネットワークやファイアウォールに手を加えることなく、スムーズな導入が実現します。
国内支援体制の確立へ
SCADAfenceは、今後、国内企業へのサポート体制をしっかりと整備し、デジタル化が進展する現代の製造業やインフラにおけるサイバーセキュリティ対策を強化していく方針です。国内事業責任者の垣貫己代治氏は、スマートファクトリーの流れの中で進められるセキュリティ対策が重要な要素であることを強調し、多様なサービス展開とエコシステム構築に尽力するとしています。
まとめ
イスラエルの『SCADAfence』の日本市場進出は、製造業及びインフラにおいて重要なセキュリティ対策を提供することで、安心・安全なスマートファクトリーとスマートシティの実現に寄与することを目的としています。今後、国内の企業との連携強化を図りながら、ますます高まるサイバーセキュリティへの期待に応えていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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SCADAfence Ltd
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町3-3-3Clipニホンバシ
- 電話番号
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