3D点群測量の重要性とその技術の普及
一般社団法人不動産検査保証機構(REIWS)は、2026年8月29日に東京と大阪で3D点群測量に関する「点群サーベイヤー認定試験」を実施します。この試験は、測量の専門家だけでなく、若手社員や営業担当者、現場の責任者など、3D点群測量に関わるすべての人を対象としています。これによって、技術を持つ人材が限られる現状を打破し、社内全体で技術を育成していくことが狙いです。
測量業界におけるDXの進展
測量業界は現在、デジタルバージョンへの移行、いわゆるDX化が急速に進んでいます。特に3DレーザースキャナやUAVを用いた測量は、高精度なデータ取得を可能にし、今後ますます需要が高まります。点群データは、建設や不動産の分野において現況把握や施工計画、維持管理に欠かせないものとなります。
しかし、多くの企業では、レーザースキャナを導入しているにもかかわらず、その技術を操れる人が一部の熟練者に限られているため、社内全体での技術力向上が難しいのが現実です。3D点群測量を効果的に活用するためには、社員に対してシステマティックに教育を施すことが必要不可欠です。
点群サーベイヤー認定試験の概要
REIWSでは、3D点群測量に関する人材育成を推進するため、「点群サーベイヤー認定試験」を開催しています。この試験は、特定のメーカーや機種に依存せず、共通の評価基準を設けることを目的とし、知識や技能を客観的に評価するものです。試験を受けることで、社員は自らの学習目標を明確にし、社内教育の進行を確認するツールとしても活用できます。現在、この資格を持つ者は114名に上り、さらなる人材育成の土台となっています。
試験は二つの区分に分かれており、初心者向けの「点群サーベイヤーST®」と、経験者向けの「点群サーベイヤーSP®」があります。前者は受験資格がなく、実務経験のない新人や若手社員に最適です。一方、後者は3年以上の経験や測量士資格が求められ、高度な知識が必要とされます。
経営者へのメリット
この認定試験は、企業にとっても大きなメリットがあります。教育制度として利用することで、以下のような効果が期待できます。
- - 社員全体の技能を統一し、標準化された技術の理解を深めることができます。
- - 新人教育の一環として、基礎から応用まで幅広い知識を体系的に学べます。
- - 技術の属人化を防ぐことで、会社の全体的なスキル向上を図れます。
- - 資格取得を通じて、社員の技術レベルを客観的に把握できます。
さらに、営業や提案に必要な知識も養われるため、顧客への説明や提案力の向上にも貢献します。
特別セミナーの同時開催
第四回認定試験では、特別セミナーも同時開催されます。近畿測量専門学校の川村典之講師を招き、「UAVで取得する点群データの精度管理」に関する講義が行われます。本セミナーでは、実務に必要なデータの品質管理を学んでいただき、試験当日に参加することで理解を深めることができます。事前に配布される資料や動画を通じて学ぶことで、測量の基本から応用までを網羅します。
最後に
このように、一般社団法人不動産検査保証機構が取り組む3D点群測量の認定試験は、社内全体で技術を育成するための重要なステップとなります。企業の持つ課題を的確に解決し、今後の測量業界に必要不可欠な人材を育てるための取り組みとして、ぜひ多くの方々に参加していただきたいと思います。興味がある方は、公式サイトから詳細をご確認ください。
第四回「点群サーベイヤー認定試験」詳細
- - 開催日: 2026年8月29日(土)
- - 試験会場: 大阪(TKP大阪御堂筋カンファレンスセンター)、東京(TKP浜松町南口ビジネスセンター)
- - 特別セミナー: UAVで取得する点群データの精度管理(講師: 川村 典之氏)
- - 詳細・お問合せ: REIWS公式サイト