アサヒ電子が手がける新しいAIテレプレゼンスロボット「kubi 2.0」の魅力
アサヒ電子株式会社は、この度、卓上型AIテレプレゼンスロボット「kubi 2.0」の開発において、iPresence株式会社と協力してきました。kubi 2.0は、遠隔地からもまるでその場にいるかのような感覚でコミュニケーションに参加することを可能にする画期的な製品です。2026年10月15日に発売予定のこのロボットは、特に病気や距離の問題で現地に参加できない人々に新たな可能性を提供します。
kubi 2.0の特徴とは
kubi 2.0の最大の特徴は、利用者自身がタブレットの向きを自由に操作できる点です。従来のWeb会議システムでは一方通行の映像が中心でしたが、kubi 2.0では左右300°、上下55°の範囲で視点を動かすことができるため、受け手が見たい人や場所に焦点を当ててコミュニケーションを楽しむことができます。
特に、各種の教育や医療現場、家庭や職場など、様々なシーンでこのロボットを利用することが想定されています。タブレットはマグネットで簡単に着脱でき、専用アプリから直感的に操作が可能です。また、静音設計と最長4時間のコードレス稼働時間を兼ね備えているため、さまざまな環境で使いやすいという利点があります。
さらに、AIエージェントとの連携により、自然な会話の流れに合わせてタブレットの向きを調整し、あたかも相手にうなずく動きを加えられる機能も搭載されているのが嬉しいポイントです。これにより、受付や案内業務でも大いに活用されることでしょう。
kubiからkubi 2.0へ
初代の「kubi」は米国で製造されていましたが、2024年に製造が終了。その後、iPresenceの新たな要望を受けて、kubi 2.0の開発が開始されました。この新しいモデルは、旧モデルで得られたフィードバックを元に改良が重ねられ、高品質で軽量な製品へと進化しています。
アサヒ電子は、このプロジェクトにおいて基板設計を見直すことで、待機時の消費電力を削減し、コードレスでの使用時間を最大化。さらに、本体の重心を見直すことで、安定性を確保しつつも軽量化を実現しました。マグネット方式の採用により、タブレットの着脱が容易になり、また静音設計により、静かな場所でも使えるように改善されています。
共創の重要性
アサヒ電子とiPresenceの連携は、共通の知人の紹介がきっかけでした。基板から完成品まで一貫した技術力に加え、アサヒ電子が新たな事業に前向きに関与する姿勢が、協業を決める要因になりました。iPresenceは教育現場のニーズに基づいて製品を企画、アサヒ電子は試作段階から加わり、共に改良を進めました。このプロジェクトは、アサヒ電子の「NEW FACTORY」の理念を具現化する試みでもあり、社会の課題に真摯に向き合う姿勢を示しています。
kubi 2.0の未来
kubi 2.0の目的は、距離に関係なく人や社会とつながることができる環境を提供することです。教育機関や医療現場での活用が期待され、例えば病気で学校に通えない子どもや入院中の患者が家族と一緒に過ごす状況を実現します。今後は、kubi 2.0の操作体験を拡大し、その存在感を多くの人に知ってもらう取り組みを進めていく予定です。また、AIエージェントを活用した新しい用途の探求も実施され、さらには海外展開も視野に入れています。
このように、kubi 2.0は単なるロボットにとどまらず、未来のコミュニケーションを変革する可能性を秘めています。アサヒ電子とiPresenceの共創によって新たな価値を生み出し、離れた場所でも人々がつながれる社会の実現に向け、今後の動向に注目です。