横尾忠則遺作集が再登場!
2024年に刊行された横尾忠則の遺作集が、多くのファンからの支持を受け、待望の2刷重版を迎えます。この遺作集は、1968年に発表された初作品集を完全復刻したもので、日本のアート界における重要な作品が多数収められています。
幻の初作品集を復刻
この遺作集には、三島由紀夫の序文が付録された初作品集の復刻版が含まれているため、アートと文学の交錯を感じることができます。三島は彼の序文の中で横尾の作品について「何という無礼な芸術であろう。このエチケットのなさ!」と評論しています。しかし、横尾忠則の作品には色彩から感情への深い洞察が宿っており、見る者に強い印象を与えます。
豊富な作品が揃った魅力的な内容
遺作集には、横尾の代表作である「TADANORI YOKOO」や「腰巻お仙」といった名作ポスターが収められています。さらに、春日八郎の京都労音ポスターなど、日本デザインセンター時代の作品も含まれており、若き日の横尾の才能が存分に感じられる内容です。
また、ピンクガール・シリーズや貴重なポートレート、家族写真も収録されており、アーティストとしての横尾の多面的な魅力が紹介されています。編集を手がけたのは、著名なデザイナー・粟津潔です。
各界の著名人が寄稿
遺作集には、寺山修司や和田誠、田中一光、高橋睦郎といった著名な文化人たちによる横尾忠則に関する評論も収められており、それらを通して横尾の作品をより深く理解する手助けとなります。
書誌情報と発売日
横尾忠則遺作集は、2024年11月26日に発売予定です。定価は5,500円(本体5,000円+税)で、A4サイズの並製(ガンダレ製本)で132ページのボリュームがあります。ISBN番号は978-4-86791-010-8です。
この貴重な遺作集は、アートを愛するすべての人々にとって、大変な魅力を持つ一冊です。2刷重版を機に、改めて横尾忠則の作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。