未来へつなぐ新しい社会貢献の形、遺贈寄付
現在、私たちは「遺贈寄付」という新しい社会貢献の形に注目している。この概念は、故人の遺産を公益活動に役立てることを目的としており、少額からでも参加できる点が魅力だ。株式会社主婦の友社が2025年3月31日(月)に発売するムック本『遺産で貢献する新しい終活 遺贈寄付ブック』では、この遺贈寄付の詳細をわかりやすく解説している。
遺贈寄付とは?
遺贈寄付は、故人の意思によって遺産の一部または全額を特定の団体や公益法人に寄付するものである。高齢化が進行する我々の社会において、遺贈寄付の重要性がますます増している。この仕組みを通じて、将来の世代への大切な贈り物を行うことができるのだ。
日本では、毎年の相続額がなんと37兆円から63兆円に達している。これは2015年度の国家税収と同じ規模であり、相続財産の循環が社会活力の維持に大きな影響を与えることが分かる。2035年までには、金融資産の70%以上が高齢者に集中すると予測されており、その結果、相続による資産の動きが鈍くなり、社会全体の活力が失われる恐れがある。この状況を打開する一つの方法が遺贈寄付なのだ。
遺贈寄付のもたらす未来
なんと、相続額のわずか1%が遺贈寄付に回った場合、3,700億円から6,300億円の資金が次世代に引き継がれる。これによって、地域社会や公益活動が活性化し、次世代に明るい未来を提供する基盤が築かれることになる。このように、遺贈寄付は私たちが未来を見据えた贈り物として意義をもち、誰もが参加できる活動なのだ。
『遺贈寄付ブック』の構成
この新刊では、遺贈寄付に関する基礎知識や具体的な方法が詳しく説明されている。特に注目すべきは、アクティブに遺言を作成した人々の体験談であり、実際にどのように遺贈寄付を行ったのかが紹介されている。また、信頼できる寄付先約20団体も紹介されており、寄付先選びに迷っている人にとっても役立つコンテンツが充実している。
- - PART1: 遺贈寄付の基礎知識
- - PART2: 遺言による寄付の方法
- - PART3: 寄付先の紹介
書籍詳細
このムック本は、A4判で88ページ構成、価格は1320円(税込)。書店やオンラインで手軽に購入できるほか、電子書籍版も利用可能である。社会貢献に興味がある人や、遺贈寄付に関心がある人にとって、有益な情報が詰まった一冊となっている。
今後、遺贈寄付がより多くの人に知られることで、われわれの社会がより良い方向へ向かうことを期待したい。多くの読者がこの本を手に取り、未来に向けた一歩を踏み出すきっかけとなることを願っている。
【書誌情報】
- - 発行元: 主婦の友社
- - ISBN: 978-4-07-461468-4
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この新しい形の社会貢献に思いを馳せ、一緒に未来を見つめ直してみませんか?