阪急交通社と苫小牧市の災害時支援協定
2025年1月21日、株式会社阪急交通社(本社:大阪市北区)と北海道の苫小牧市(市長:金澤俊市長)が、自然災害や大規模事故発生時における支援活動に関する協定を締結しました。これは苫小牧市にとって初めての旅行会社との協定締結となります。
近年、日本各地では自然災害が頻発しており、特に南海トラフ地震の臨時情報が発表された昨年8月以降、災害対策が一層重要視されています。阪急交通社は、災害発生時に苫小牧市の要請に応じて、緊密に連携し、必要な支援を行うことになります。この協定によって、避難施設の開設や移動用車両・宿泊施設の手配、ボランティアの管理など多岐にわたる支援が提供されることが明記されています。
協定の具体的な取組み内容
1.
避難施設及び要介護者一時避難施設の開設・運営業務
2.
避難所運営スタッフ、看護師、介護士の手配
3.
移動用車両や宿泊施設の手配
4.
ボランティア参加者の受付や活動管理
5.
必要物品の発注と在庫管理
6.
コールセンター業務
7.
データ管理業務
8.
施設入所者管理や対応業務
9.
各種精算業務
10.
その他必要と認められるもの
阪急交通社は、過去の旅行事業を通じて築いてきた地域との関係性を基に、全国規模で観光振興や危機管理の取組みを強化しています。2024年4月には、災害時に迅速な支援を行うための「DHAT(Disaster Hankyu Assistance Team)」を結成予定です。この新チームにより、災害発生時には苫小牧市等への緊急支援を一層強化することになります。
苫小牧市の魅力とこれからの展望
苫小牧市は、札幌市から南へ約50kmの距離に位置し、太平洋に面しています。樽前山とウトナイ湖に囲まれた豊かな自然環境が魅力の一つです。夏は涼しく、冬の積雪が少ないため、北海道内でも住みやすい街として知られています。
阪急交通社との協定を通じて、苫小牧市は災害対策の強化と持続可能な発展に向けた取り組みを進めていく方針です。地域が抱える課題を共に解決し、より安全で安心な地域づくりに貢献することを目指しています。これからの協力がどのような形で地域にもたらされるのか、注目が集まります。
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