ダブルスタンダードのD-ConfiaがApp Clipに対応、本人確認がさらに便利に

2024年7月末より、株式会社ダブルスタンダードが提供するオンライン本人確認サービス「D-Confia」が、AppleのApp Clipに対応することが決まりました。この新機能により、iPhoneユーザーはアプリをインストールすることなく、手軽に公的個人認証を行うことができます。これにより、本サービスの利便性が大いに向上し、特にユーザーにとって手続きが簡素化されることが期待されています。

D-ConfiaとApp Clipとは？

「D-Confia」は、オンラインで本人確認を行うためのアプリです。口座開設やアカウント登録の際に必要となる本人確認を、手軽に実現します。利用者は本人確認書類の撮影やICチップを用いた認証が可能で、AIや顔認証機能、自動審査機能が搭載されています。また、今回のApp Clip対応により、事業者様はユーザーをよりスムーズに公的個人認証へ案内できます。これが実現するのは、アプリのインストールが必須であるというハードルが下がるためです。

App Clipとは、iPhoneアプリをダウンロードすることなく、その一部機能を即座に利用できる仕組みです。ユーザーは、事業者のサービス画面から公的個人認証のオプションを選択し、表示される「App Clip Card」をタップすることで利用を開始できます。この方式では、14.1以降のiOSが必要ですが、手軽に公的認証の手続きを行えることは、大きな利点となるでしょう。

デジタル社会への対応

6月21日に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」も背景にあります。この計画では、マイナンバーカードと運転免許証の統合や、マイナンバーカードを利用した本人確認の普及が重要視されています。しかし、これまでの公的個人認証では、専用アプリのインストールが求められ、ユーザーにとって利用の敷居が高くなる要因となっていました。そこで、ダブルスタンダードでは、App Clip対応を進めることで、利用者の負担を軽減し、各事業者様の顧客離脱を防ぐ試みとなるのです。

D-Confiaの機能と利点

D-Confiaの他の機能としては、本人確認書類を撮影する機能や、ICチップの読み取りが含まれています。これにより、文書の確認が自動で行え、さらに審査も迅速に進みます。特に、AIによるOCR技術（光学式文字認識）や顔認証技術があるため、正確さとスピードの両方を兼ね備えています。多くの業界で必要とされる本人確認のプロセスをより効率良く進めることが可能になります。

企業情報と今後の展望

ダブルスタンダードは、2012年に設立された企業で、データ処理を基盤とした企画開発を行っています。同社は、各種データのクレンジングやAI技術との連携によって、多様なサービスを展開しています。今後も「D-Confia」をはじめ、多くの企業様に対して有用なサービスを提供し続けることを目指しています。

このように、「D-Confia」のApp Clip対応は、特にデジタルサービスが進化する現代において、利便性の向上だけでなく、業務効率化にも寄与すると言えるでしょう。今後の発展に注目が集まります。

会社情報