宮脇綾子の重版図録
2025-04-21 09:25:27

賛否両論を呼んだ宮脇綾子の芸術展。重版決定の公式図録の魅力とは

宮脇綾子の芸術が再び脚光を浴びる理由



2025年1月から3月まで東京ステーションギャラリーで開催された「生誕120年 宮脇綾子の芸術――見た、切った、貼った」展は、予想以上の入館者を呼び、多くの熱心な支持を集めました。そして、その公式図録が展覧会終了後に異例とも言える重版を果たしました。特に第5刷となる重版が決定したことは、宮脇綾子の作品への関心が衰えていない証拠です。

宮脇綾子の独自の芸術性



宮脇綾子は、1905年に東京で生まれ、自身の日常生活の中からインスピレーションを得て作品を創り出しました。野菜や魚といった身近なモティーフを用いた彼女のアプリケやコラージュは、ただの装飾品にとどまらず、彼女ならではの美的センスを感じさせるものばかりです。

彼女のアプローチは、布と紙を用いて表現された優れた造形力とデザイン性にあります。多くの作品が心を打つ理由の一つは、その繊細な色彩感覚にあると言えるでしょう。観察力や日常生活からの創造性が、彼女筆による一つ一つの作品に色濃く反映されています。

展覧会の反響と公式図録



展覧会自体も多くの観客を魅了し、終了後にも引き続き『宮脇綾子の芸術――見た、切った、貼った』図録の購入希望が相次ぎました。この反響を受け、出版社の平凡社は迅速に重版を決定しました。通常、展覧会図録はその期間内で購入されることが多い中、終了後も多くのリクエストがあったことは非常に稀です。

この図録は、約150点の作品をデザイン性に基づいて8章に分けて整理されており、読み進めるのが楽しい作りになっています。作品の背景や技法についても、詳しく説明されているため、宮脇綾子のファンはもちろん、アートに興味があるすべての人にとって価値のある一冊となっています。

書誌情報



書名 宮脇綾子の芸術――見た、切った、貼った
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編集者名 東京ステーションギャラリー
発売日 2025年1月23日
仕様 A4変型判/上製/224ページ
定価 3,300円(10%税込)
ISBN 978-4-582-20739-2
デザイン 三木俊一(文京図案室)
出版社 平凡社
URL 平凡社の書籍情報

終わりに



展示が終わった後も、多くの方が望んでいるこの公式図録を、ぜひ書店で手に取っていただきたいと思います。宮脇綾子の芸術は、日常を豊かにするものであり、その作品から受ける感動や驚きは、時間を経ても色褪せないものです。


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会社情報

会社名
株式会社 平凡社
住所
東京都千代田区神田神保町3-29帝国書院ビル8階
電話番号
03-3230-6570

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