新しいホスピタリティブランド「ACOA」が誕生
2025年2月、京都市二条にオープン予定の一棟貸し宿泊施設「ACOA House Nijo」。そして、2024年12月20日には滋賀県高島市に「ACOA Villa Takashima」がソフトオープンする予定です。この二つの施設は、旅行を通じてその土地独特の文化や風景を自ら体感することを大切にしたコンセプトのもと運営されます。
「ACOA」の理念とは?
「ACOA」というブランド名は“A Change Of Air”の略称であり、訪れる人々に新しい空気を感じてもらうことを目的としています。情報過多の現代社会において、時にはスイッチをオフにし、特別な体験を提供することでリフレッシュしてもらうことを目指しているのです。
1. ACOA House Nijoの魅力
古民家を改装した「ACOA House Nijo」は、築100年の歴史を持つ建物です。京都・二条駅から徒歩圏内に位置しており、現代の「陰翳礼讃」をテーマにした宿泊施設となっています。
この施設は、京都で活動する作家たちとのコラボレーションを通じて、和の素材感を大切にしつつ現代的なデザインを取り入れています。特徴的なインテリアには、炭を用いた床や、和紙で包まれたキッチンが登場。
また、「YOKOYAMA TATAMI」による黒の畳や、表具師による高級な床の間デザインも施され、洗練された空間が広がります。レコードセレクトは「Jazzy Sport Kyoto」が担当し、来客者は音楽とともに特別なひとときを享受できるでしょう。
さらに、庭や外風呂、シャワー、サウナといった落ち着けるスペースが備わっています。
2. ACOA Villa Takashimaの魅力
滋賀県高島市に位置する「ACOA Villa Takashima」は、琵琶湖まで徒歩1分の自然に囲まれた場所にあり、200平米の広々とした一棟貸しヴィラです。ここでは、非日常的な日常空間をテーマとし、時間がゆったりと流れるよう設計されています。
天井高5mの広々したリビングは、包み込まれるような心地よい設計が特徴です。リビングの床は一段下がっており、ダイニングキッチンにはモルテックス製の長いカウンターがあります。
また、サウナと琵琶湖を組み合わせた「水風呂」体験も提供されており、四季折々の自然体験をすることが可能です。夏はビーチやSUP、冬はスキーと、季節によって異なるアクティビティも楽しめます。
「ACOA」の背景
このブランドは、日本と海外のデザインやカルチャーを結ぶ架け橋として誕生しました。そのきっかけとなったのは、京都を拠点とした「everedge」と、クリエイターのEugene Kan氏が運営する香港のADAM studioとのパートナーシップです。
彼らは新しいホスピタリティの形を模索し続けており、特別な体験を提供することに情熱を注いでいます。
今後の展望
「ACOA」は、宿泊施設の枠を超え、イベントスペースやブランドとのタイアップなど、新しいホスピタリティの創造に挑戦していきます。
公式SNS・URL
このように、ACOAは新たなホスピタリティのスタイルを確立し、一体感のある旅の体験を提供することを目指しています。