インサイトテクノロジーが丸紅情報システムズと販売代理店契約を締結
株式会社インサイトテクノロジー(東京・渋谷区、社長:森田俊哉)は、丸紅I-DIGIOグループの丸紅情報システムズ株式会社(以下MSYS)と販売代理店契約を結び、データマスキングソリューション「Insight Masking」と文書マスキングソリューション「墨消しEdition」の販売を開始します。
背景
近年では、生成AIやデータ分析技術の発展により、企業や組織におけるデータの活用が急速に進んでいます。これに伴い、業務効率化や新サービスの創出が進む一方で、個人情報や機密情報の漏洩リスクが増大するなど、データの適切な管理が求められています。特に、個人情報保護法の強化やGDPR(EU一般データ保護規則)などが影響し、データの管理とプライバシー保護に関する社会的責任が重要視されています。これにより、開発やテスト環境での安全なデータ利用や、AIモデル作成時の情報保護のニーズが高まっています。
「Insight Masking」について
インサイトテクノロジーが開発した「Insight Masking」は、データの保護と効率的な利活用を目的としたマスキングツールです。個人情報や機密情報を自動的に検出し、豊富なマスキングアルゴリズムで迅速に匿名化を行うことができます。特に、大規模なフリーテキストに対応した高度なマスキング機能を持ち、メールやチャット、CRMのデータなど多岐にわたるテキストデータに対しても安全に扱えます。この技術により、開発や分析業務での効率化を図ることが可能になります。
丸紅情報システムズとの連携
今回の契約により、MSYSのITインフラ構築力やクラウドセキュリティ技術と結びつけることで、ネットワークからデータ自体までを包括的に守る基盤を提供できるようになります。また、MSYSの持つ広範な販売網を生かし、インサイトテクノロジーの高付加価値製品をさまざまな業界に届けることで、両社のAI・DX案件に対する提案力を強化していく計画です。
墨消しEditionの機能
さらに、インサイトテクノロジーの「墨消しEdition」は、PDF文書内の個人情報や機密情報を自動でマスキングし、安全に使用できる形に編集します。AI技術を利用し、文章や図、表に含まれる開示できない情報を迅速に検出・マスキングし、作業の手間を大幅に削減します。
今後の展望
インサイトテクノロジーは、MSYSとのパートナーシップを通じて、データガバナンスの強化とセキュリティリスクの低減に貢献することを目指しています。今後は、変化する情報セキュリティの環境に対応し、高品質なサービスの提供を続けていく方針です。
まとめ
この連携により、企業のデータセキュリティやプライバシー保護へのアプローチが強化され、業務の安全性や効率性が一層向上することが期待されています。両社は、データの価値を最大限に引き出すためのソリューションを提供し続けていくでしょう。
製品の詳細については、
Insight Maskingの製品ページをご覧ください。