ワットウェイ・パック登場
2022-05-30 08:00:03
太陽光発電を舗装に!ワットウェイ・パック販売開始
画期的な太陽光発電舗装システム「ワットウェイ・パック」登場!
近年、持続可能な開発目標(SDGs)が世界的なテーマとして注目されていますが、それに応える技術として、フランスのColas社が開発した「ワットウェイ」という太陽光発電舗装システムがあります。このシステムは、道路面に太陽光パネルを取り付けることで、クリーンなエネルギーを生成し、様々な環境ニーズに応えるものです。
日本での導入が進められる「ワットウェイ・パック」は、この革新的な技術を基にした製品で、発電した電力を蓄え、照明、監視カメラ、さらには電動自転車の充電やWi-Fiの電源として利用できる優れたシステムです。特に災害時に孤立した場合の非常用電源としても機能します。
ワットウェイの特徴
このシステムの最大の特徴は、舗装された道路面に直接貼り付けられる太陽光パネルです。パネルは滑り止め加工が施されているため、一般の車道や歩道の両方に安全に設置可能です。フランス国内での厳しい耐久性試験も行われており、大型車両の負荷に耐えられることが証明されています。また、豪雨や塩害といった厳しい環境下でも安全性が確認されています。
個々のパネルのサイズは0.86㎡、厚さは6mm、重さは5.5kgで、最大発電能力は125Wpです。この軽量設計により、取り扱いやすく、特別な接着剤を使用してアスファルト路面に直接取り付けられます。台風などの強風の影響も受けにくく、自然災害にも強い構造となっています。
日本での実証実験と今後の展開
日本国内では、現在「ワットウェイ」の耐久性や安全性に関する実証実験が進行中です。埼玉県川越市にある当社のアスファルト混合物製造工場で、大型車の走行による耐久性を確認するための試験が行われています。
「ワットウェイ・パック」の設置面積は3~18㎡まで可能で、最大発電量は375Wpから2250Wp、標準的な蓄電池容量は1~10kWhに設定されています。このように、さまざまな用途に応じた柔軟な設計となっており、今後の普及が期待されています。
さらなる可能性
今回販売が開始された「ワットウェイ・パック」については、今後、コスト削減や設置方法の改善を目指した開発も進められます。特に日本の厳しい気象条件を考慮し、全国規模での実証実験が必要とされています。これにより耐久性、安全性が向上し、駐車場や車道への適用が進むことで、更なる社会的な貢献が期待されています。
はびこる環境問題に対する解決策の一つとして、太陽光発電舗装システム「ワットウェイ」は、よりサステナブルな未来を築く手助けをするでしょう。私たちの生活環境を変える可能性を秘めたこの技術に、今後プロジェクト目標としての期待が寄せられています。
興味のある方は、ぜひ株式会社東亜道路工業までお問い合わせください。
会社情報
- 会社名
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東亜道路工業株式会社
- 住所
- 港区六本木7-3-7東亜道路工業株式会社
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03-3405-1813