東京のアーシャルデザインが運営する「アスリートエージェント」が、環太平洋大学サッカー部とアスリートパートナーシップを結びました。この提携により、同社は同部のユニフォームスポンサーとしての役割を果たし、選手達が安心して競技に励むための支援を行います。また、キャリアセミナーや個別相談を通じて、学生の就職活動をサポートする施策にも取り組むことになりました。
このパートナーシップの背景には、体育会学生が競技、学業、就職活動の両立において抱える課題があり、アスリートエージェントは12,000名以上の学生のキャリア支援に携わってきた実績があります。特に、アスリートとして競技に全力を注ぐ彼らの多くは、就職活動との調整に苦慮しています。こうしたニーズに応えるべく、同社は環太平洋大学サッカー部の選手たちに向け、さらに効果的なキャリア支援を提供する方針を掲げています。
協力体制の一環として、キャリアセミナーや相談会を実施することにより、学生が自らの能力を理解し、進路選択を行う際のサポートを行う予定です。環太平洋大学サッカー部の選手たちが競技とキャリアの両方を充実させるための場を提供することで、彼らが自信を持って未来へ進める環境づくりに貢献していくことが期待されます。
環太平洋大学サッカー部は2007年に設立され、現在は約240名の部員が7つのチームに分かれて活動しています。この部は選手だけでなく、マネージャーやトレーナーなど様々な役割を担いながら、地域への貢献も行っています。部員が主体的に行う地域活動やボランティアも重視されており、清掃活動や小学校での挨拶運動などに積極的に参加しています。
部の降屋コーチは、「アスリートエージェントには、部員の就職活動をサポートしてほしい」との期待を寄せています。既に行われたセミナーでは、学生が自己理解を深め、自分の強みを生かす方法を学びました。今後もセミナーを通じて、学生が就職活動についての意識を高める手助けを期待していると述べています。
アーシャルデザインが提供する「アスリートエージェント」は、体育会に特化した人材紹介サービスとして確固たる地位を築き上げています。新卒だけでも12,000名、中途で約23,000名の利用者がいて、それぞれのキャリア形成を支援しています。特に、体育会系学生が直面する就職活動の難しさや情報不足、潜在能力への気づきの不足などに対して、体育会出身のキャリアアドバイザーが的確にサポートする体制が整っています。
今後もアーシャルデザインは、大学部活動との連携を強化し、スポーツを通じた人材育成と社会貢献を推進していく考えです。競技活動とキャリア支援という二軸で学生を支え、彼らの成長を応援していく姿勢が見受けられます。アスリートエージェントの今後の動きにも注目です。