ビーウィズ、ASEAN市場への新たな一歩
ビーウィズ株式会社は、2023年にマレーシアをステップとして、ASEAN地域への進出を開始します。この戦略は、同社が25年以上にわたって培ってきたコンタクトセンター運営のノウハウを活かし、AIを搭載した自社開発のクラウドPBXである
「Omnia LINK」を基盤にします。これにより、顧客接点の質を向上させつつ、効率化を図る事業展開を目指しています。
AIコンタクトセンターの革新
ビーウィズは、コンタクトセンターやBPO事業を通じて、優れた応対品質を維持しつつ、より多くのオペレーターを効率的に運営できる体制を整えてきました。その成果として開発されたクラウドPBX「Omnia LINK」には、特に革新的な機能「シートマップ」が搭載されています。これにより、スーパーバイザーが多くのオペレーターの応対状況をリアルタイムで把握し、品質管理を可視化できます。これは製造業の“見える化”をサービス現場に応用した素晴らしい取り組みです。
現在、この「Omnia LINK」は国内で100社以上に導入され、高品質な運営が求められる中での競争力を確保しています。特にAIや多様なチャネルが普及する中で、単に優秀な人材を揃えるだけでは競争力を維持するのは難しくなっています。そのため、ビーウィズはこの「Omnia LINK」をASEAN市場に導入することで、品質を再現する仕組みを提供し、国際的な競争優位を確立しようとしています。
国内市場の変化と海外展開の必要性
日本では少子高齢化が進み、労働力人口が減少しているため、従来の労働集約型ビジネスモデルの見直しが求められています。ビーウィズは「Omnia LINK」の外販拡大に取り組むことで、この課題に応え、テクノロジーと人の力を融合させた持続可能な運営モデルへの移行を進めています。この取り組みを通じて、日本で培った改善の文化や高い業務品質をASEAN市場に展開し、さらなる成長を目指すのです。
マレーシア市場の状況
マレーシアは多民族・多言語の環境を持つ国であり、ASEAN地域内でのコンタクトセンターの集積地となっています。約3,000万人の人口を抱え、コンタクトセンター業務に必要な英語を話せる人材も豊富です。また、IT化やクラウド化のニーズが高まっており、高品質な顧客接点運営の需要も拡大しています。その中で、コンタクトセンター向けのソリューションが二極化している現状において、Omnia LINKが中規模市場の解決策となることが期待されています。
Radiant Communication社との連携
ビーウィズは、マレーシアにある
Radiant Communication Sdn. Bhd.の株式85%を取得し、同社を連結子会社化しました。Radiant社は豊富な顧客基盤とコンタクトセンター構築のノウハウを持っており、独自のAIエージェントソリューション「KeyAI」も展開しています。この連携により、現地市場へのアプローチを加速させます。
今後の方向性
今後は、「Omnia LINK」を軸に、ソフトウェア、ネットワーク、人的サービスの連動を図り、コンタクトセンターとBPO領域における提供価値をさらに拡張していきます。マレーシアを発信地にし、徐々に周辺国へ進出を進め、多言語やAI活用のノウハウを活かした成長を実現します。ビーウィズはASEAN全域での拡大を通じて、国際的な市場で確固たる地位を築くことを目指しています。