地元活性化を目指す「株式会社ヤマナカ」の新じゃがフェスタ開催決定！

老舗の金属製品加工を手がける「株式会社ヤマナカ」は、2024年6月9日に初の農業体験イベント「新じゃがフェスタ」を開催します。このイベントは、地域の農業振興とコミュニティ活性化を目指し、同社が立ち上げた「アッシーリス」ブランドの一環として展開されるものです。まず、その背景には、結城市南部の過疎化にともなう地域コミュニティの減少を憂慮する思いがあります。複数の小学校が統合される中、地域の魅力を失わずに活性化するための施策として、株式会社ヤマナカは長年培ってきた製造の技術を活かそうと考えました。

「ものづくり」から得たノウハウを農業に応用した「アッシーリス」では、例えば移動式果樹棚や組立式果樹棚などを開発。今後の地域振興に向けた第一歩として「新じゃがフェスタ」を企画しました。イベントのテーマは、「Field to Mouth」。自ら育てた作物を収穫し、調理を楽しむことで、参加者には食の喜びと農業の重要性を実感してもらいたいという思いが込められています。

当日は、アウトドアインフルエンサーと共同開発した「超極厚鉄板」を使用し、採れたてのじゃがいもを使った料理を提供する予定です。来場者は自らの手で収穫し、その後は調理を体験。この一連の流れを通じて、参加者に農業の魅力を味わってもらうことを狙っています。

さらに、参加者を通じて結城市の現状についての意見を聞くことや、地域を盛り上げる仲間を探す場としても機能させる意図があります。地域の未来に危機感を抱く人々や、具体的な活動を始めたいと考える仲間を募集し、地域コミュニティを再生させる活動へと広げたいとのことです。

イベントの詳細としては、開催は2024年6月9日（日）で、午後1時から4時30分まで。プログラムには受付、挨拶・説明、収穫体験、調理体験、試食の流れがあり、多くの人々に参加してもらいたいと考えています。会場は茨城県結城市の株式会社ヤマナカの敷地内です。参加は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は20組（約40名）を予定しています。

参加者には、収穫体験時に汚れても良い服装を推奨。天候によっては、使用する道具や衣服についても考慮が必要です。具体的な申し込み方法や締切については、特設ページを通じて確認できます。この地域振興の取り組みが、結城市に新たな活気と結びつきをもたらすことを期待しています。