尼崎市での学校間協働によるスマートフォン使用のルール策定
2025年7月30日、尼崎市の小田北生涯学習プラザにて、「尼崎市スマホサミット2025」が開催されます。このイベントには、地域内の小学校および中学校、高校から選ばれた約40人の学生が参加し、スマートフォンやインターネットの利用状況、さらにその課題について討論を行います。
サミットの概要
サミットは午前10時から午後3時までの間に行われ、参加者は代表的な学校から集結します。具体的には立花南小学校、南武庫之荘中学校、日新中学校、塚口中学校、大庄中学校、市立尼崎高等学校、尼崎双星高等学校の生徒たちです。司会進行は、一般社団法人ソーシャルメディア研究会が担当し、兵庫県立大学の竹内和雄教授や森山太嗣教育長といった専門家も出席します。
プログラム内容
ワークショップ
最初の2時間はワークショップ形式で、参加者は現状のスマートフォンの利用についての情報や課題を共有します。その後、教育委員会や教師に向けて提言を作成し、各自の意見を発表する準備をします。
昼食・休憩
12時からはお昼休憩が取られ、参加者はリフレッシュします。
発表と討議
午後1時からは、各グループによる提言の発表が行われ、その後、与えられた意見や感想についての討議が続きます。本討議は学校間の交流を促進し、集まった意見をどう生かすかという重要なプロセスとなります。
サミット後の展望
このイベントを終えた後も、参加した学校では議論を継続します。2026年2月には、活動報告会がオンライン形式で実施され、それぞれの取り組みを集約した報告書や動画が公開される予定です。このようにして、学生同士の活動内容がさらなる発展をすることを目指しています。
尼崎市の取り組み
尼崎市は、他にも市立小中学校、特別支援学校、高等学校への支援員派遣を行い、出前授業を通じて情報モラルを向上させるための施策を進めています。この取り組みは令和2年度から始まった支援事業の一環として位置づけられ、本サミットを通じてより多くの学生が主体的にスマートフォンの利用ルールについて考える機会を提供しています。これにより、学生たちが安全かつ効果的にデジタル環境を利用できるよう促されることが期待されています。
最後に、この「尼崎市スマホサミット2025」は、若い世代が意見を交わし、学校の枠を超えた学びの場となることを目指しています。これにより、地域全体でスマートフォン利用に対する理解が深まり、子どもたちが健全なインターネット利用を促進されることでしょう。