米Basho Technologies社、エンタープライズ向けビッグデータプラットフォーム「Basho Data Platform」を発表

米Basho Technologies社、エンタープライズ向け統合型ビッグデータプラットフォーム「Basho Data Platform」を発表



米国のBasho Technologies社は、エンタープライズ向けの統合型ビッグデータプラットフォーム「Basho Data Platform」を発表しました。同社が開発・提供する分散型NoSQLデータベース「Riak」を基盤に、Apache Spark、Redis、Apache Solrといった複数の技術を統合することで、ビッグデータアプリケーションの運用と統合における課題を大幅に軽減します。

Basho Data Platform:複雑な環境をシンプルに



近年、企業はビッグデータ、IoT、ハイブリッドクラウド環境といった複雑なデータ環境に対処する必要性に迫られています。Basho Data Platformは、これらの課題に対し、以下の機能を提供することで、開発チームと運用チームの生産性向上に貢献します。

リアルタイム分析: Apache Sparkとの統合により、リアルタイムのインメモリ分析を実現。データの可用性が高く、クラスタ管理も容易になります。Zookeeperを使用しないため、設定や管理の手間が削減されます。
パフォーマンス向上: Redisの統合により読み出しパフォーマンスを向上。Riak KVとRedis間のデータレプリケーション/同期も容易に行えます。自動データシャーディング機能により、エンタープライズレベルの安定性を提供します。
高度な検索機能: Apache Solrとの統合により、Riak内のデータに対して強力な全文検索機能を提供。既存のソフトウェアとの統合も容易です。
簡素化された運用: クラスタ管理機能により、Riak KV、Apache Spark、Redisのインスタンスの導入と管理が容易に。自動的な障害検知と復旧機能により、高可用性を実現します。
* データの整合性: データとインデックスのレプリケーションと同期により、データの整合性を維持。ネットワーク障害時でもデータ損失のリスクを大幅に削減します。

複数の技術を統合、多様なニーズに対応



Basho Data Platformは、分散データベースのスケーラビリティ、複数のデータモデルへの対応、そして補完技術とのシームレスな統合を特徴としています。TechValidate社による調査では、Riakユーザーの半数以上が複数のアプリケーションでRiakを使用しており、多くのユーザーがRedisやApache Solrも併用していることが明らかになっています。これは、ビッグデータアプリケーションにおいて、多様な技術の組み合わせが求められていることを示しています。

CEOアダム・レイ氏によるコメント



Basho Technologies社のCEO兼社長であるアダム・レイ氏は、Basho Data Platformについて、「データベース業界に大きな転換をもたらす製品」とコメント。これまで別々に管理されていた複数のサービスを統合することで、アプリケーションの拡張に取り組むITチームの運用負荷を大幅に軽減できると述べています。

まとめ



Basho Data Platformは、複雑なビッグデータ環境をシンプルに管理したい企業にとって、非常に魅力的なソリューションと言えるでしょう。リアルタイム分析、高パフォーマンス、そして簡素化された運用管理により、企業のデータ活用を促進します。今後の展開にも注目です。

会社情報

会社名
Bashoジャパン株式会社
住所
東京都新宿区四谷二丁目9番地NK第7ビル3階
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: Basho Technologies Riak Basho Data Platform

Wiki3: Basho Technologies Riak Basho Data Platform

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。