横浜市立山下小学校における家計講座の開催報告
2023年1月28日、東京都港区に本社を置く一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所が、横浜市山下地域ケアプラザの主催にて、山下小学校の5年生を対象にした家計講座を実施しました。これは、お金の重要性を学ぶことを目的とした貴重なイベントでした。
講演概要
この講座では、カウンセリングセンター長の有田宏美氏が講師を務めました。主な内容は、生徒たちが楽しく学べるように設計されており、前半ではお金に関するクイズを通じて、お金の大切さやキャッシュレス決済の多様性について触れました。
お金についてのクイズ
参加者は、クイズを通じてお金の重要性を認識し、その知識を深めることができました。特に、日常生活におけるお金の使い方や、どのように賢くお金を管理するかについて楽しく学びました。
個人ワーク「今夜は君がシェフ」
講座の後半では、実践的な個人ワークが行われました。テーマは「今夜は君がシェフ」で、生徒たちはスーパーマーケットでカレーの材料を調達するシミュレーションを行いました。
学びのポイント
参加者は、以下のような課題を考えました:
- - 自由に材料を購入した場合、材料費はいくらになるのか?
- - 限られた予算の中で、どの材料を減らして予算内に収めるか?
- - おつりが自分のおこづかいになる場合、どう使うか?
このワークを通じて、同じ料理を作るとしても、「買うもの」が変わることを体験し、「お金を使うことは考えること」であることを実感しました。これにより、生活の知恵や生き抜く力が育まれることを体感させることができました。
グループワーク
続いて、グループワークも行われました。参加者たちは以下の2つのシナリオについて意見を出し合いました:
1. お友達から「“ガチャ“をやりたいからお金を貸して欲しい」と言われた場合、どうするか?
2. 友達と出かける際にバス停でお財布を忘れた友達からバス代を貸して欲しいと言われた場合、どうするか?
これらのシナリオを通じて、金銭の貸し借りや友人との関係性についての考え方を学び、一人一人が意見を持つことの大切さを体感しました。
まとめ
この講座は、子どもたちが実際にお金について考える良い機会となりました。お金の使い方や管理の仕方を学ぶことで、将来的に賢明な消費者となるための礎を築くことができたことでしょう。このような教育の重要性は今後ますます増していくと考えられます。
今後もこのような講座を通じて、子どもたちがより良い未来を創出できるようサポートしていくことが期待されます。