DX推進の新たな試みを目指して
2025年7月9日、宮城県仙台市にて中小企業向けのDX推進イベント、名付けて『東北未来創造フェア2025』が開催されます。このイベントは、生成AIの活用を含むデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性を地域企業に伝えるために設立されたものです。主催するのは、仙台市でシステム開発やソフトウェア販売を行うテクノ・マインド株式会社です。
DXとその現状
昨今、ビジネス環境は急速に変化しています。その中で、DXは企業が市場で生き残るために欠かせない取り組みであると広く認識されています。しかし、宮城県内の調査によると、経営の86.5%はDXを重視している一方で、約3割の従業員が「消極的」との結果が出ています。このことは、デジタルスキルの差や誰が何をするか明確でない状況が主な原因であるとされています。
さらに、民間のシンクタンクによると、東北地方のデジタル化の度合いは全国的に見て下位に位置しており、早急なDX推進が求められています。
経営層と現場の意識のズレ
興味深いことに、経営層はDXを「企業価値の向上」や「新しい事業機会の創出」と捉えています。その一方で、現場の従業員は「業務の効率化」を主な目的と理解していることが多く、これらの意識のズレは企業のDX導入に深刻な影響を及ぼします。テクノ・マインド株式会社は、これに気づいて企業の仲介役となり、意識の統一を目指す取り組みを行っています。
イベントの内容
『東北未来創造フェア2025』では、専門家による特別講演や展示が行われます。参加者は、生成AI導入に向けた具体的な手順や最適なDXツールの利用法を学ぶことができます。このイベントは、経営層と現場の共通理解を育むための「共通言語づくり」のきっかけとして位置づけられています。
開催概要
- - 開催日時: 2025年7月9日(水)10:00~17:00
- - 会場: 仙台市中小企業活性化センター
- - 対象: 東北6県の中小企業経営者、マネジメント、DX担当者
特別講演には、ソフトバンクの特別顧問である嶋聡氏や、AI導入の専門家山川雄志氏が参加予定です。事前申し込みが必要ですが、非常に有意義なプログラムが用意されています。
会社のビジョン
テクノ・マインド株式会社は、ICT分野で高い技術力を持つ企業として、DX推進に向けた活動に取り組んでいます。経済産業省からも「DX認定事業者」として認められている当社。地域企業との連携を深めることで、社会課題の解決に貢献し、より良い社会の実現を目指しています。
この『東北未来創造フェア2025』が、参加企業に新たな視点と可能性を提供することを期待しています。皆様のご参加を心よりお待ちしています。