漁視™ネット登場
2025-02-07 15:52:41

効率的な漁業をサポートする新モニタリングシステム「漁視™ネット」の登場

定置網モニタリングシステム「漁視™ネット」概要



古野電気株式会社が発表した「漁視™ネット」は、漁業者が遠隔から定置網の状況をリアルタイムで確認できる新しいモニタリングシステムです。本システムは、2025年2月から国内市場での販売が開始され、漁業に携わる方々の操業支援を目的としています。

漁業の課題と解決策



近年、海洋環境の変化が漁獲量に影響を及ぼし、漁業者は数多くの課題に直面しています。「漁視ナビ」シリーズでは、長年の経験とデータを融合させ、こうした課題に対するソリューションを提供します。このシリーズには、船舶向けデータ収集システム「漁視™ダイヤリー」や、WEBアプリ「漁視™マップ」なども含まれています。

システムの特長



「漁視™ネット」は、計測ブイを用いて定置網の状況を可視化し、魚探エコーを活用しています。これにより、魚の存在や量、さらには海水温の変化を遠隔から確認できます。定置網内に設置された計測ブイは、クラウドインフラを介して各種データをリアルタイムで集約し、漁業者に役立つ情報を提供します。

計測ブイの導入



計測ブイには2種類のモデル、小型「FMS-100-S」と大型「FMS-100-L」があり、それぞれが特定の特性を持っています。これらはオールインワンタイプのFRP製で、外部機材を必要とせずに堅牢に設計されています。また、充電式で、運用時間は小型で7日間、大型で14日間に達し、リモートでの電源管理も可能です。

データの視覚化と解析



また、漁業者はPCやタブレットを通じて定置網内の魚探映像をリアルタイムで表示でき、魚探の感度も調整可能です。これにより、海況に応じた最適な画面表示が実現できます。さらに、取得した操業データはクラウド上に保存され、必要に応じて過去のデータも確認できます。これらは、実際の水揚げに基づく操業振り返りや後継者の育成にも有効です。

AI技術による魚種判別



新たに搭載されるAI計測機能により、操業データをもとにした魚種の予測表示が可能となります。この機能はLINEアプリを通じて情報を通知し、漁業者が高価値な魚を逃すことなく収益を向上させる手助けをします。対応可能な魚種も随時追加予定で、今後の展開に期待が寄せられています。

まとめ



「漁視™ネット」は、古野電気が掲げる漁業の効率化を助けるための力強いパートナーとして、最新の技術を駆使したシステムです。漁業の持続可能な未来に向けた取り組みとして、ぜひ取り入れたい一品です。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れて詳細を確認してみてください。製品紹介ページはこちらです。

お問い合わせ



システム導入に関するお問い合わせは、古野電気の公式サイトから行えますので、気軽に確認してみてください。


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会社情報

会社名
古野電気株式会社
住所
兵庫県西宮市芦原町9-52
電話番号
0798-65-2111

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