新たなブロックチェーン時代を告げるJANCTION Layer2の登場
ジャスミーラボ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:原田 浩志)は、Web3の未来を見据えた新たなインフラ「JANCTION Layer2」のテストネットを発表しました。本プロジェクトでは、AIに特化した独自のブロックチェーンを開発しており、特にAI開発者やクリエイター向けに効率的かつ低コストな環境を提供します。2018年のJasmyホワイトペーパーから始まり、これまでの準備の成果が結実した形です。
1. シードラウンドの資金調達を完了
JANCTIONは、シードラウンドにおいて複数のグローバルWeb3プロジェクトから資金調達を成功させました。この資金を活用して、Layer2ネットワークやGPU Poolの開発およびマーケティング活動を強化していく方針です。
特に注目されるのは、投資企業の中にCogitent VenturesやDWF Labsなど、著名な企業が名を連ねている点です。これにより、JANCTIONはより広範なエコシステムを形成し、パートナーシップを通じてユースケースを拡大していきます。資金の使途は、ネットワークの最適化、AI向けデータセットの管理機能などに充てられる予定です。
2. JANCTION Layer2の特徴
近年、AIの進化に伴い、計算資源の需要が急増していますが、従来の中央集権型システムではこれを賄うことが難しい状況です。JANCTION Layer2は、これらのニーズを解決するために設計されており、特にGPUを用いたデータ処理の効率化を実現しています。
高速かつ低コストなネットワーク
このレイヤー2のテクノロジーは、Optimistic Rollupを用いており、従来のブロックチェーンに比べて取引処理のスピードとコストを大幅に改善しています。また、開放的なネットワークとして、多様な開発者が参加しやすい環境も整っています。
開発者フレンドリー
JANCTIONはEVM(Ethereum Virtual Machine)互換であるため、既存のEthereumアプリケーションをスムーズに移行できます。開発者向けのテストネットも公開されており、実際のアプリを試す環境が整備されています。
3. テストネットの詳細
名称「JANCTION Layer2」のテストネットは、開発者や企業がその機能を試すことを目的に早速公開されました。このテストネットでは、取引のスピードやGPUリソースの効率を試せる環境が整っており、今後の発展が期待されます。テストネットのエクスプローラーも充実しており、開発者にとって大変親しみやすい仕様となっています。
4. Jasmyとの連携
また、JANCTIONは、日本の暗号資産「JASMY」との相互連携を深めており、ブロックチェーンの社会実装を促進しています。この提携により、分散型データ管理やデジタルアイデンティティの確立が進むことでしょう。
5. JANCTIONの未来
JANCTION Layer2は、ゲームやクリエイティブ産業まで多岐にわたる分野での変革を目指しています。AI向けのデータ処理やGPUクラウド環境の提供を通じて、従来のシステムでは実現できなかった新しいデジタル社会の構築が期待されています。特に、AIトレーニングやVRアプリケーションなど、計算リソースを必要とする分野へ新たな価値を提供していくでしょう。
6. 分散型GPUクラウドの革新
JANCTIONは分散型GPUクラウド「JANCTION GPU Pool」を新たに提供し、個人から企業まで幅広いユーザーが高性能な計算資源を利用できる環境を整えています。これにより、未使用のGPUリソースを最大限活用した効率的なデータ処理が可能になります。
7. GPUホスティングノードの販売開始
2024年12月26日からは、個人ユーザーや企業向けに最適化された「JANCTION GPUホスティングノード」の販売が開始されます。これにより、誰でも容易にこのプロジェクトに参加可能になります。
8. JANCTIONとは
JANCTIONは「結びつきを意味するJUNCTION」と「JASMY」の造語です。この名称にはコミュニティをつなげるという想いが込められています。今後もJANCTIONは、データ管理や計算資源の分散活用を通じて、Web3時代の新しい価値を提供していくでしょう。
9. CEO コメント
原田浩志 CEOは、「分散化によって既存プラットフォームの独占化に風穴を開ける」と意気込みを語っており、このプロジェクトが持つ社会的意義の重要性を強調しています。JANCTIONはこれからもコミュニティと共に持続的な発展を目指していくでしょう。