住友館での未来へ向けた新たな試み
住友グループは、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて、住友館で販売されるオフィシャルグッズの展開を発表しました。この商品は、数世代にわたり育まれた「住友の森」の木々を活用したもので、過去から受け継いできた自然と技術の融合が感じられます。
歴史ある「住友の森」とは
住友の森は、およそ400年にわたって住友グループにより手入れされ、保護され続けてきた特別な場所です。この森は人々の手によって育てられ、現代へ受け継がれてきたものであり、「切って、加工して、使い、そしてまた植える」という循環が行われています。この持続可能な資源の利用が、商品開発の基盤となっています。
住友館オフィシャルグッズは、そうした歴史と価値を反映したものとして、住友館内に設置される「UNKNOWN FOREST SHOP」で販売されます。ここでは、多様な商品を取り揃え、来場者に住友の森の魅力を直に触れてもらう機会を提供します。
ひのきアロマオイルの誕生
住友館の建築において使用されるヒノキの合板を製造する過程で生まれた「ひのきアロマオイル」は、特に注目すべき商品です。このアロマオイルは、住友の森の香りを感じることができ、まさに自然の恵みが詰まった逸品となっています。訪れる人々は、この香りによって森の息吹を感じ、心地よいひとときを過ごすことができるでしょう。
多彩な商品ラインナップ
住友館オフィシャルグッズショップでは、アロマオイルのほかにも雑貨やインテリア商品が販売され、それぞれの木が持つ個性や表情が大切に反映されています。また、住友グループの先進的な技術を応用した商品も取り揃えています。
- - バイオインディゴ染料を使用したデニム: 住友化学が開発した環境に配慮したデニムアイテムは、バイオマス由来のインディゴ染料を活用しており、持続可能性を追求しています。マルチツールバッグやビジネスツールバッグ、ワインボトルカバーなど3種類が展開されます。
- - 温度調節樹脂使用のTシャツ: 住友化学の温度調節樹脂「コンフォーマ®」を使用したTシャツは、快適な温度調節が可能で、アテンダントユニフォームにも採用されています。
- - CO₂再資源化人工石灰石を用いた紙製品: 住友大阪セメントが製造した「ロカボ紙®」は、環境に優しい紙製品としてメモパッドやポストカードなどが展開されます。これは、CO₂を鉱物内に閉じ込める技術を活用した世界初の製品です。
住友館オフィシャルグッズショップのオープン
住友館オフィシャルグッズショップ「UNKNOWN FOREST SHOP」は、2025年4月13日の開幕に合わせてオープンします。ここでしか手に入らない商品や、住友グループの最先端技術を取り入れたオリジナル商品が数多く取り揃えられる予定です。
この特別なグッズは、住友の森が持つ豊かな歴史と未来への希望を象徴するものであり、手にした人々にその価値を伝え、次世代へと受け継がれていくことでしょう。