2024年11月27日(水)に、障害者の免許交付に関するオンラインイベントが開催されます。このイベントのテーマは、「障害者の免許全件交付を受けて~可能性、もっと広がる~」です。約700の法令にまだ残る欠格条項がある中、実際には障害を持つ方々が取得する免許が年々増加していることをお知らせします。
特に医師や看護師、臨床検査技師、救急救命士などの医療職においては、耳が聞こえにくい方や目が見えない方、精神的な疾患を持つ人々も全国各地で活躍しています。これに伴い、最近の調査では、免許を申請したすべての方が交付を受けていることが確認されました。これらの情報をもとに、参加者には欠格条項に対する理解を深めてもらい、諦めることなくチャレンジを続ける重要性を伝えたいと考えています。
イベントでは、視覚障害の医師、聴覚障害を持つ医学生、発達障害を抱えながら働く看護師、重複障害を持つ社会福祉士など、実際に資格を取得して活躍している方々からの体験談がシェアされます。これにより、参加者自身の可能性を見つめ直す機会となることでしょう。
同イベントは13:30から開始し、16:00に終了予定です。質疑応答の時間も用意されており、参加者は直接質問を行うことが可能です。参加費は無料で、手話通訳や文字通訳も行われますので、多くの方が参加しやすい環境が整っています。
プログラムは、来賓の挨拶から始まり、現場で活躍するメッセージが続く構成となっています。特に、守田稔さん(視覚障害を持つ医療従事者の会代表)、荒巻修治さん(秋田大学医学部5年生の聴覚障害者)、まめこさん(発達障害を持つ看護師)、木村由美さん(重複障害を持つ社会福祉士)など、様々なバックグラウンドを持つ方々が参加し、自身の経験を語ります。
興味がある方は、ウェビナーへの参加申し込みが必須です。申込フォームが用意されていますので、そちらから申請することが可能です。なお、フォームの利用が困難な方にはメールでの申し込みも受け付けています。事前に参加用のURLが送られ、開催前にはリマインダーのメールが届くことになっています。
また、母体である「障害者欠格条項をなくす会」や「視覚障害を持つ医療従事者の会」、「聴覚障害を持つ医療従事者の会」、「DPI日本会議」と連携し、障害者の権利擁護活動や障害者が希望と尊厳を持って生活できる社会を目指し、啓発活動を行う一環としてこのイベントが開催されます。ぜひ、皆さんもこの貴重な機会に参加し、自らの可能性を広げる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。