車いすユーザーのための旅行エンタメ『ベィmagazine』が新たな挑戦

旅行は心を豊かにする大きな楽しみですが、車いすを利用している方々にとっては、様々な障壁が存在します。理学療法士の発起で立ち上げられた医療×旅行雑誌『ベィmagazine』は、そんな旅行の壁を打破するために生まれました。

雑誌の誕生背景

『ベィmagazine』の設立の背景には、「車いすの人でも旅行に行けるのか？」という疑問があります。理学療法士のチームは、その問いを追求するために集結しました。今の社会において、身体に障害があっても旅行を楽しむ権利は誰にでもあるはずです。彼らは実際に体験したからこそ、目に見えないバリアが日常生活に溢れていることを理解しました。

そこで、2020年のパラリンピックを控えたこの時期に、「車いす・旅行」の情報をもっと発信したいという気持ちが生まれたのです。

クラウドファンディングでの資金調達

『ベィmagazine』は、資金力や広告力がない状況でも活動を続けています。そのため、メンバーのSNSフォロワー数が10万人を超えるという強みを活かし、クラウドファンディングによって基本資金を集めています。

9月25日、彼らのクラウドファンディングvol.2がスタートし、新たにリターンを追加しました。リターンには当事者の取材モデル権や、メンバーがデザインしたTシャツ雑誌セット、さらには『ベィmagazine』の主題歌などが登場します。

増加する支持と共感

創刊号を経て、彼らの活動は広がりを見せており、イベント登壇やメディア取材、当事者からのコラム寄稿といった問い合わせも増えています。多くの応援の声を受け、今、小さな一歩が続いています。

患者さんと外のエンタメを結ぶことを目指し、彼らはこれからも情報を発信し続け、車いすユーザーが日常的に旅行を楽しめる世の中を作っていくことを目指しています。