サクサシステムエンジニアリング、履修履歴データベース導入の背景
サクサシステムエンジニアリング株式会社は、青森県八戸市に本社を構える企業で、IT業界において成長を続けています。この度、同社は新卒採用プロセスに「履修履歴データベース」を導入し、採用精度の向上と離職率の低減を図ることに成功しました。特に、コロナ禍に見舞われた学生達は学業に専念せざるを得なくなり、従来の選考基準が見直される中で、同社は新たなアプローチを模索していました。
導入のきっかけ
コロナ禍の影響で、学生は寄り添う負担の少ない環境で過ごすことが多く、課外活動の機会が激増。これに伴い、採用選考では「ガクチカ」(学生時代に何に力を入れたか)に代わる新しい指標が求められるようになりました。履修履歴が注目される中、同社はエージェントから紹介を受けた「履修履歴データベース」の導入を決定しました。
導入の決定要因
同社は従来、学生の成績を比較する際のフレームワークが整っておらず、大学ごとの成績証明書の形式が異なるため困難でした。しかし、履修履歴データベースを利用することで、学生間の成績を統一したフォーマットで比較することが可能となり、各科目の成績を詳細に把握できるようになりました。これにより、学業を通じて学生の人柄を知る新たなツールとしての価値も大きいと感じたことが、導入への大きな後押しとなりました。
成果と採用活動の質向上
実際に履修履歴データベースを導入した結果、同社では早期離職者がゼロになるなど非常に顕著な成果が表れました。特に、文系出身の学生がプログラミング技術を学びたいと希望した場合、データベースを通じてその学業の取り組みを正確に理解できるようになり、志望動機の真偽や学生の意欲を正確に判断できるようになりました。また、面接官からは履修履歴を基に深い質問が可能となり、面接の質も全般的に向上しています。
今後のビジョン
サクサシステムエンジニアリング株式会社は今後も履修履歴データベースを活用し、さらなる組織内人材データベースの構築を目指します。この取り組みを通じて、今後必要とされる人材像を明確にし、より戦略的な採用活動を実現していく考えです。採用の傾向を分析し、企業にとって理想的な人材を獲得することを目指します。
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会社概要
- - 社名:株式会社履修データセンター
- - 所在地:東京都港区2-10-2 白金台ビル4F
- - 代表者:代表取締役 辻太一朗
- - 事業内容:履修履歴データベースの運営、マスデータの集積及び提供
- - 設立:2013年
- - HP:dscenter.co.jp