現役アイドルが驚く相撲部屋の食文化と弟子の絆

現役アイドルが体験する相撲部屋の食文化と伝統

最近、アイドルグループのfav me（ファボミー）のメンバー、小野寺梓と中本こまりが埼玉県川口市の湊部屋を訪れました。この企画は、相撲をあまり知らないアイドルたちが、そのリアルな世界を体感することを目的としています。今回のエピソードでは、彼女たちが相撲部屋の食文化と、そこで育まれる師弟関係に触れ、驚きと発見の連続でした。

ちゃんこ鍋の試食

この日の訪問は、相撲部屋の名物料理であるちゃんこ鍋を試食するところから始まりました。初めて見る大きなどんぶりに注がれたお茶に、彼女たちは驚きを隠せません。湊親方から「洗い物をしやすくするために食器を統一している」と聞くと、二人は納得の表情を浮かべました。食卓には鶏のから揚げや具沢山のちゃんこ鍋が並び、小野寺は「男子が好きそうな味」と感想を述べ、たんぱく質たっぷりの豪華な食事に感激します。

「ご飯のノルマはありませんか？」と中本が質問すると、湊親方はかつてはあったが今は強制してはいけないと語り、時代の流れを反映した相撲部屋の食文化を明かしました。

さらに、食費について尋ねると、「1か月に30〜40万円かかる」という答えが返ってきて、彼女たちは驚愕の表情を見せました。相撲界の裏側を垣間見る瞬間でした。

食事を通じての師弟関係

食事中、力士たちが次々と現れる中、湊親方が「師匠が食べていいと言うまで手を付けられない」と説明すると、小野寺と中本は「ワンコだ～！」と驚きの声を上げました。相撲部屋特有のルールがあることに、彼女たちは興味津々です。また、食事の順番も明確で、親方、関取、お客さん、幕下以下の力士といった序列があり、その礼儀正しさに感心しました。

中本が湊親方に相撲を始めたきっかけを尋ねると、彼は「実は相撲が嫌いだった」という意外な一面を見せました。中学時代は柔道をしており、相撲に何度も断わっていたが、両親の言葉に背中を押され、入門を決意したとのこと。指導の厳しさの中にも愛情を持って接する姿勢に、アイドルたちも心を動かされたことでしょう。

ルームツアーと驚きのサイズ

食事を終えた後、2人は湊部屋のルームツアーを行いました。玄関には力士たちの履物が整然と並び、中本はそのサイズに驚きの声を上げます。「すっごい、でかい！」と言いながら、力士のサンダルを顔に近づけるシーンでは、一同笑いが絶えませんでした。また、まわしが干されている光景を見た小野寺が「昆布みたい」と形容するなど、普段見られない光景に大いに盛り上がります。

『推すもうさんTV』第6回エピソードでは、相撲の伝統と現代の変化が融合した瞬間が詰まっています。湊親方の温かい人柄と、力士たちの日常を体験することで、相撲の深い魅力を実感させられました。最終的には、小野寺が「どうしてもやりたかったこと」に挑戦する場面もあり、この厳しい世界の中にも温かさがあふれていることを思い知らされました。

現在、『推すもうさんTV』#6は「ABEMA」にて無料配信中です。相撲の知られざる一面を知りたい方は、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。