日本初のワインブドウ原木園から新たなワイン造りの可能性を探る
2025年10月19日(日)、一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA)による、特別な無料試飲会がオンラインとオフラインで同時開催されます。長野県東御市にある日本初のワインブドウ専門の原木園を拠点に、輸入された品種やクローンから醸造されたワイン6種類が楽しめるこのイベントは、日本のワイン文化を根底から見直す貴重な機会です。
背景:気候変動と日本ワインの未来
近年、日本の夏の気温は記録的な高さに達し、特に北日本においても異常気象が見られるようになりました。気象庁の報告によると、今後も温暖化が続くことが予想され、このままでは従来のワイン品種だけでは十分な対策ができない恐れがあります。このため、JVAは新しい品種の導入を進めることが急務であると認識しています。
JVAの計画:未来のワイン造りに向けて
日本国内で普及しているワインブドウの品種は非常に限られており、病害のリスクも高まっています。そこでJVAは、海外から200種類の品種を導入する計画を立て、長野県東御市に整備した原木園を中心に健全な苗木の提供と多様化を目指しています。この取組みが、より健全で品質の高いワインの生産につながることが期待されています。
試飲会の概要とワインのラインナップ
今回の試飲会では、以下の6種類の輸入品種由来のワインが無料で提供されます。
- - プティ・マンサン
- - アルヴァリーニョ
- - ヴィダル・ブラン
- - タナ
- - メンシア
- - カベルネ・フラン(全て安心院葡萄酒工房で栽培・醸造)
本イベントでは、参加者に新しい品種の魅力を実際に体験していただき、消費者の声を次の品種導入に活かすためのアンケートにもご協力いただく予定です。
ソムリエによるプロのテイスティング
試飲会では、日本ソムリエ協会から招聘されたソムリエが、JVA認証苗で造られたワインのテイスティングコメントを行います。このプロの視点からの評価を通じて、参加者は新たな品種の魅力についてより深く理解することができるでしょう。
社会的意義と地域への影響
この取り組みは単にワインを試飲するだけのイベントではなく、以下のような社会的意義を持っています。
- - 気候変動への適応
- - 品質の向上
- - 地域の活性化
- - 消費者参加型のステージづくり
この試飲会を通じて、未来の日本ワインを共に創り上げていく仲間を募集します。特別な体験をお見逃しなく!
参加方法
参加申し込みは以下のリンクから可能です。
定員に達し次第受付を終了しますので、早めの申し込みをお勧めします。また、未成年者(20歳未満)の参加や運転を伴う来場はご遠慮いただいておりますのでご注意ください。
開催概要
- - 名称:JVA輸入苗ワイン 無料試飲会(オンライン/オフライン同時開催)
- - 日程:2025年10月19日(日)
- - 会場:東京・渋谷駅周辺(詳細は申込者に直接連絡)
- - 参加費:無料
- - 定員:オフライン50名程度、オンライン100名程度
この試飲会を通じて、健康で多様性に満ちた未来の日本ワインをともに探求していきましょう。