声の体験に瞑想を。第99回こんぼ亭月例会の概要と内容

第99回こんぼ亭月例会の全貌

2025年8月2日、特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構（NPO法人コンボ）が主催する「第99回こんぼ亭月例会」がオンラインで開催されます。本イベントは「ヒアリング・ヴォイシズ」に焦点を当て、参加者が声や妄想に絡めた生き方を学ぶための貴重な場となります。

こんぼ亭月例会とは

「こんぼ亭」とは、NPO法人コンボが心の健康に関心を持つ人々を対象に毎月開催している講演会です。参加資格は一切なく、当事者やその家族、医療・福祉関係者、教育者など、どなたでも参加可能です。

今回のテーマ：ヒアリング・ヴォイシズ

h2>「ヒアリング・ヴォイシズ」とは、単なる症状として捉えられる「幻聴」の概念に新たな視点を提供するものです。これは、聞こえる声を持つ体験をそのまま受け入れ、当事者が自己理解を深め、周囲の理解を促す活動です。この取り組みにより、幻聴や妄想を症状としてではなく、生活の一部として捉えることが目指されており、実際にその体験を語り合うことが重要です。

講演者のご紹介

佐藤和喜雄さん、ヒアリング・ヴォイシズ研究会の代表を務める著名な専門家が講師として登壇します。彼は東京大学で教育心理学を学び、精神科病院や少年院で長年の経験を持っており、イギリス留学中にヒアリング・ヴォイシズの運動に触れました。1996年には、日本におけるヒアリング・ヴォイシズ研究会を設立し、これまで数多くの関連書籍や論文を発表しています。

市来真彦さんが「亭主」として進行役を務め、精神医学の視点からも講演者の意義を高める役割を果たします。

月例会の形式

今回の月例会はオンライン形式で実施され、見逃し配信も予定されています。これにより、多忙な方でも参加しやすい形式が提供されます。参加費は、一般2500円、コンボ賛助会員は1500円、あるいは3人までのグループ参加で6000円と比較的手頃です。

参加申し込みは2025年7月30日まで受け付けており、定員になり次第締め切られますので、興味がある方は早めにお申し込みをお勧めします。

参加する意義

この月例会に参加することで、幻聴や妄想に揺れ動く方々に対する理解を深めるだけでなく、自身に与える影響や対処法について新たな視点を得ることができます。参加者同士が体験を通し、共感を得ることで、心の健康を保持するための道筋を見つけられるかもしれません。この機会を逃さず、ぜひとも参加を検討してみてください。