未経験者歓迎！40代以上の働き方を革新する保険代理店の挑戦

注目の保険代理店、オールドルーキー株式会社

オールドルーキー株式会社は、東京都世田谷区に本社を置く保険代理店で、生命保険や損害保険、さらには金融商品であるNISAを取り扱っています。特に目を引くのは、同社が40歳以上の未経験者のみを採用対象としている点です。近年の人手不足を受け、毎回募集をかけると応募者が100名を超えるという人気を見せています。

増加する応募者と高まる関心

総務省の労働力調査によれば、2024年の転職希望者の数は約1,000万人にのぼり、特に40代以上の転職動向は顕著に増加しています。これは、ミドル・シニア層の仕事に対する意欲の高まりを示しています。しかし、多くの企業が求める即戦力の期待に対し、未経験者を受け入れる企業は少なく、オールドルーキーはそのニッチを埋める存在となっています。実際、同社では応募者の約9割が50代以上であり、転職希望者のニーズに応える形で成長を遂げています。

特異な採用スタイルと教育制度

オールドルーキーのユニークな点は、その特殊な勤務体制や教育制度にあります。社員は訪問営業とオンライン商談を組み合わせながら業務を行い、柔軟にスケジュールを組むことが可能です。例えば、親の介護や子どもの授業参観といったプライベートな予定に応じて、働き方を調整できます。また、未経験からでも成果を出すためのサポート体制が整っており、過去3年間で新入社員の6割以上がトップセールス賞であるMDRT（Million Dollar Round Table）の資格を取得する結果を残しています。

取り組みの背後にある理念

オールドルーキーを代表する荒井将貴氏は、年齢を理由に活躍の場を奪われる現実に対して強い問題意識を抱き、企業を立ち上げました。「年齢だけではなく、挑戦する意欲に価値を置く社会を創りたい」との思いから、未経験者を対象にした採用を行い、ミドル・シニア層の可能性を引き出しています。社名にも「オールドルーキー」との言葉が込められ、年齢を問わず新たな挑戦を促すメッセージが込められています。

未来へのビジョン

高年齢者雇用安定法の改正以降、70歳までの雇用を行う企業が増えている中、オールドルーキーは「ミドル・シニアを仕事で元気にする」というビジョンを掲げて、今後もさらなる展開を見据えています。社員一人ひとりが生涯現役として働きながら充実感を得られるような会社づくりに向けて力を入れています。これからも40代以上の未経験者が存分に活躍できるフィールドを提供し続ける姿勢が期待されています。