新たな出会いを変える「カスタネット」とは
2025年2月20日、特定非営利活動法人結婚相談NPOは、恋活・婚活用のオンライン名刺サービス「カスタネット」の正式サービスを開始します。このサービスは少子高齢化問題の解決を目指し、出会いのトラブルを減少させることを目的としています。
出会いのトラブルを解消する必要性
現代社会では、オンラインでの出会いが一般的になってきましたが、それに伴い様々なトラブルが増えているのが現実です。ネットワークビジネスや宗教勧誘、さらにはデートDVやストーカーの事例がメディアでも多く取り上げられています。また、マッチングアプリなどでのプロフィール詐称や、出会いを利用した商法の問題もあります。このような不安要素を払拭し、安心して利用できる出会いの場を提供することが求められています。
「カスタネット」のサービス内容
「カスタネット」は、SNSを通じて出会いを求めるユーザーに向け、彼らの信用度を表情できる新しい形のオンライン名刺サービスです。ユーザーは、カスタネットIDや対応するSNSのIDを使用して他のユーザーを検索し、プロフィール情報だけでなく、本人確認や独身証明、年収証明、居住地証明、学歴証明などの確認が可能です。個人情報の保護にも配慮し、ニックネームでの登録ができるほか、情報の公開範囲を詳細に設定できます。
また、ユーザーがオンライン名刺をSNSに貼り付けることで、婚活活動も可能です。同時に、一般的なデジタル名刺として対面での名刺交換にも活用できます。オンライン名刺は、プロフィールの信用度がすぐに分かるように設計されており、認証済みの情報は一定期間後に評価対象から外れる仕組みを採用。常に新鮮で信頼できる情報を提供します。
使いやすさへの配慮
「カスタネット」は、さまざまなユーザーのニーズにも対応しています。特に、婚活に不安を抱える「就職氷河期世代」に向けては、ハードルを低くし、基本的なサービスを無料で提供することに注力しています。
加えて、持病や障害のある方々を支援する機能や、LGBTQ+フレンドリー機能なども搭載。これにより、あらゆる人々が安心して利用できる環境を整えています。また、信用スコアを導入し、利用者の実績に基づいた評価システムも実施しています。
今後の展開と社会的意義
「カスタネット」は、ユーザーからのフィードバックを募ることで、そのサービス内容や評価基準を常にアップデートしていく方針です。特に、Web3やDAO(分散型自律組織)の概念を取り入れ、市民の声を反映したサービスを目指します。
今後はアイディアソンなどのイベントを通じて、より多くの人々と協力し、少子高齢化の解決に向けたアイデアを模索していく予定です。
結婚相談NPOのミッション
このプロジェクトを担当する結婚相談NPOは、2013年に設立され、少子高齢化と未婚化問題に取り組んできました。今後もあらゆる活動を通じて、社会全体が前向きに出会いを求められるような環境作りを進めてまいります。結婚相談NPOの理事長、影山頼央氏は、「次世代に希望を残すために、今できることは何かを真剣に考えていきたい」と語っています。
「カスタネット」が新たな出会いの形を提案し、少子高齢化問題を解決する一助となることが期待されます。リリース後の動向にも注目です。