高橋ゆづき氏、金融教育協会設立
2022-12-31 16:56:01

元女優・高橋ゆづき氏、子ども向け金融経済教育協会設立。「超実践型」教育プログラムで未来を担う子供たちを育成

元女優・高橋ゆづき氏、子ども向け金融経済教育協会設立



NHKの朝ドラ『すずらん』やTBSドラマ『キッズ・ウォー3』に出演経験のある女優、高橋ゆづき氏が、子どもたちの金融経済教育を目的とした一般社団法人を設立しました。現在は二児の母として子育てをしながら、複数の企業経営も手がける多忙な日々を送る高橋氏。その経験から生まれた、実践的な教育プログラムに注目が集まっています。

協会設立の背景:時代の変化と教育の必要性



高橋氏は、芸能界での活動後、ビジネスの世界へと転身。現在は複数の企業の経営に携わり、自身も著書を出版するなど成功を収めています。その経験を通して、特に海外とのマネーリテラシーの差に衝撃を受け、日本の教育制度だけでは子供たちが生き抜く力を身につけるのは難しいと痛感したといいます。2022年から金融教育が小学校で必修化された日本ですが、知識の習得だけでなく、実践的な経験を通して学ぶことの重要性を説きます。

協会の代表的プログラム:実践を通して学ぶ金融経済教育



協会では、子供たちが楽しみながら経済を学べる2つの代表的なプログラムを提供しています。

1. 未来を生き抜く力を育む「超実践型」経営教育キャンプ



このキャンプでは、独自の通貨を用いた経済圏を構築。参加者は、仕事や商売を通して通貨を得て、食料やサービスを購入するなど、リアルな経済活動を体験します。借入や税金、為替といった概念も取り入れ、社会の仕組みを肌感覚で理解できるよう設計されています。さらに、生活に必要な衣食住を全て子供たち自身で賄うことで、自立した生活を送るための実践的なスキルを養います。大人の介入は最小限に抑えられ、子供たちは自らの判断で行動し、失敗から学ぶ機会を多く得られます。参加者同士の交流を通して、年齢や背景の異なる仲間との協力や、Win-Winの関係を築くための交渉術なども学ぶことができます。大人の役割は、観光客として経済圏に「お金」と「需要」をもたらすことに限定されています。

2. ボードゲーム「スマイルゲーム」



小学生から大人まで楽しめるボードゲーム「スマイルゲーム」は、雇用、製造、販売、決算、税金といった経営の流れを段階的に疑似体験できる教育ツールです。ゲームを通じて、経済の仕組みを楽しみながら学ぶことができます。目標は「スマイルチップ」を集めることで、単なる利益追求ではなく、「人の役に立つこと」の重要性を理解させます。ライバルとの協力や交渉も必要となるため、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。このゲームには、テキストブックやカリキュラムも用意されており、長期的な教育プログラムとして活用できます。

ゲーミフィケーション:持続的なモチベーションを維持



両プログラムには、「ゲーミフィケーション」という手法が取り入れられています。ゲーム性を取り入れることで、子供たちのモチベーションを高く維持し、前向きな学習を促進します。

10年後の社会を見据えて



高橋氏は、10年後には単純作業はロボットに代替され、人間には創造的な力が求められる社会になると予測しています。そのため、早期からビジネスを実践し、生き抜く力を育むことが重要だと訴えます。この協会は、そうした未来を担う子供たちを育成するための重要な役割を担っていると言えるでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人ティーンエイジャービジネス協会
住所
東京都港区港南1丁目8−15Wビル
電話番号
03-6555-2476

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