ONODERA USER RUNがウズベキスタンでの新たな挑戦を始める
株式会社ONODERA USER RUN(以下、OUR)は、2025年6月11日ウズベキスタン共和国とMOU(覚書)を締結し、同国で無償教育を提供することを発表しました。この新たなプロジェクトは、ウズベキスタン国内閣附属移民庁との連携によるもので、特に日本への人材送り出しを目指しています。
ウズベキスタンとの関係構築
ウズベキスタンは中央アジアに位置し、約3,570万人の人々が暮らしています。特に若年層の割合が高く、経済の成長が顕著な国です。日本とは1992年から外交関係を結んでおり、特定技能や技能実習を通じての人的交流が進められています。
2024年12月末時点で、ウズベキスタンからは72名の特定技能人材が日本に派遣されており、さらなる人材の交流が望まれています。そのため、OURはウズベキスタン政府との対話を重ね、人的資源の充実を図るために協力関係を築いてきました。
MOU締結に向けた会談
2025年5月27日、ウズベキスタン共和国内閣附属移民庁長官のベクゾド・ムサエフ氏が来日し、OUR本社で協議を行いました。この会談では、OURが展開している無償教育拠点「OUR BLOOMING ACADEMY」のウズベキスタン国内での開校について具体的な意見交換が行われました。
OURは独自の「OURストレートスルー」スキームを通じて、教育から紹介、生活支援までを一貫して提供できる体制を構築しています。
無償教育拠点の設立とカリキュラム
MOU締結式はウズベキスタンで行われ、OURは教育訓練施設を活用して日本語と特定技能に関する専門教育を無償で提供する計画を発表しました。この「OUR BLOOMING ACADEMY」は2025年9月に開校予定で、初年度には500名の人材育成を目指しています。今後は受入れ人数を1,000名規模に拡大していく見込みです。
ウズベキスタンのムサエフ長官は、「ウズベキスタンは単なる労働力を日本へ送り出すだけでなく、両国の架け橋となり、未来に貢献する若者を育てたい」とコメントしています。
グローバル展開の加速
OURは現在、アジア5カ国で無償教育を展開中で、ウズベキスタンを含む8カ国でさらに教育環境の整備を進めています。この取り組みは、世界中での雇用機会を生み出すと同時に、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
教育は国境を超え、未来を築く鍵となる存在です。ONODERA USER RUNの挑戦は、ウズベキスタンと日本の新たな関係を築き、共に成長するための第一歩となることでしょう。
企業概要
OURは2016年に設立され、アジア各国での人材教育に力を入れています。2025年4月30日時点で、累計教育人数は8,908名を超え、特定技能試験合格者も6,788名に達しています。安定して働ける人材の育成を目指し、「OUR BLOOMING ACADEMY」を通じてこれからも多くの挑戦を続けていきます。