テイクアンドギヴ・ニーズ、LGBTQ+への取り組みが評価され「PRIDE指標2024」で最高位獲得
結婚式の総合プロデュースを手がける株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが、LGBTQ+に関する職場環境の取り組みを評価する『PRIDE指標2024』において、最高評価であるゴールドに認定されました。全国展開のブライダル企業としては初の快挙です。
同社は2014年からLGBTQ+に関する社内研修を実施。性的指向や性自認に関わらず、すべての人が幸せな結婚式を挙げられるよう、多岐にわたる取り組みを積極的に推進してきました。
具体的な取り組みとして、まず挙げられるのは福利厚生や社内規定において同性カップルとその子どもを適用対象とした「パートナーシップ宣誓制度」の導入です。さらに、NPO法人虹色ダイバーシティ理事長である村木真紀氏を社外取締役に迎え、LGBTQ+支援体制の強化を図っています。
2023年には、ボーイズカップルのTaiki&Noahをメインモデルに起用。性別や年齢にとらわれない自由なウェディングスタイルを提案し、大きな話題を集めました。また、LGBTQ+を含むマイノリティ顧客のパーティー事例を社内データベースで共有することで、社員一人ひとりがより質の高いサービスを提供できるよう努めています。これは、顧客満足度の向上だけでなく、全社的なナレッジ蓄積による業務改善にも繋がっています。
今年度は、6月のPRIDE月間に合わせ、全社員を対象としたe-learningと理解度テストを実施。社内報『PRIDE月間特別号』を発刊するなど、社内における啓発活動にも力を入れています。さらに、同社で勤務経験のあるオープンリーゲイのかずえちゃんへのインタビュー動画を配信したり、LGBTQ+フレンドリー&アライステッカーを配布するなど、従業員の理解促進とアライの顕在化を積極的に進めています。現在も社内DE&Iコミュニティを通じた情報交換や意見交換を行い、LGBTQ+にとって働きやすい環境づくりに継続的に取り組んでいます。
テイクアンドギヴ・ニーズは、今後もLGBTQ+を含むマイノリティへの理解と支援をさらに強化し、顧客と従業員双方にとって幸せな未来の実現を目指していくとしています。
PRIDE指標2024について
PRIDE指標は、一般社団法人work with Prideが2016年に策定した、LGBTQ+にとって働きやすい職場環境を作るための指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)という5つの指標で評価され、その達成度合いに応じてゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で認定されます。
同指標は、企業におけるLGBTQ+への取り組みを客観的に評価し、より良い職場環境づくりの促進に貢献するものです。テイクアンドギヴ・ニーズのゴールド認定は、同社の積極的な取り組みと、LGBTQ+への真摯な姿勢が評価された結果と言えるでしょう。
今後の展望
テイクアンドギヴ・ニーズは、今回のゴールド認定を励みに、さらなるLGBTQ+支援の強化を進めていくと予想されます。ウェディング業界におけるLGBTQ+フレンドリー企業のロールモデルとして、今後の動向が注目されます。