ANAクラウンプラザホテル大阪、閉館のお知らせ
大阪市北区に位置する「ANAクラウンプラザホテル大阪」が、2025年10月15日をもって営業を終了することが発表されました。運営するGHS株式会社は、賃貸人との定期建物賃貸借契約の満了に伴い、40年の歴史に終止符を打つことになりました。
このホテルは1984年10月に開業し、当初は「大阪全日空ホテル・シェラトン」として親しまれ、その後「大阪全日空ホテル」へ名称変更。そして2008年には現在の「ANAクラウンプラザホテル大阪」へとリブランドされ、多くの国内外のお客様にビジネスや観光の拠点として利用されてきました。ホテルの運営会社であるGHS株式会社の代表、近藤智氏は「これまでのご愛顧に感謝申し上げます」と述べ、閉館日まで変わらぬ支持をお願いしています。
ホテル内の各レストランも営業を終了する予定で、特に注目されるのは、「京料理 たん熊 北店」が2025年2月28日、「中国料理 花梨」と「メゾン タテル ヨシノ」はともに2025年3月31日でそれぞれ閉店します。これらのレストランは多くの料理愛好者に愛されてきたため、閉店が訪れることに寂しさを感じる方も多いのではないでしょうか。
ホテルの概要と歴史
ANAクラウンプラザホテル大阪は、地上24階、地下3階で構成され、473室の客室を有し、11室の大規模宴会場を完備しています。また、カフェ・イン・ザ・パークやロビーラウンジなど、多彩な料飲施設も備え、ホテル滞在をより充実させていました。これまで40年の間、多くのゲストに快適なサービスを提供してきたこのホテルが閉館することは、地域にとっても大きなニュースです。
■ 沿革
- - 1984年10月: 「大阪全日空ホテル・シェラトン」として開業
- - 1995年4月: 「大阪全日空ホテル」へ名称変更
- - 2008年10月: 「ANAクラウンプラザホテル大阪」へのリブランド
特に、2008年のリブランド以降、ビジネス客や観光客に人気を博すようになり、ANAクラウンプラザというブランドは日本全国での展開を続けています。現在、日本各地に20都市以上で展開し、5,000室超のホテルを営業しています。これまで築いてきた歴史や顧客の思い出は、ホテルが閉館するまで大切にされることでしょう。
閉館に向けて
ANAクラウンプラザホテル大阪は、2025年10月15日(チェックアウトは正午まで)をもって営業を終了します。最終日までのご利用を心よりお願い申し上げます。営業終了に伴い、ホテルのウェブサイトでは今後の営業予定や詳細情報を随時提供し、顧客へのフォローを続ける意向が示されています。これからの年月、関係者や利用者の皆様の心に、このホテルの存在がどのように影響を与えてきたかを感じながら、大切に過ごしていきましょう。