HAKKI AFRICAが発表した初の社会的インパクトレポートの概要

HAKKI AFRICAが発表した初のインパクトレポート

HAKKI AFRICA（ハッキアフリカ）は、2025年度のインパクトレポートを発行しました。日本の東京都港区に本社を置き、新興国でタクシードライバー向けのマイクロファイナンス事業を手がける同社は、主にケニアでの事業を展開し、独自のクレジットテックを駆使しています。このレポートは、タクシードライバーの生活に及ぼす社会的影響を数値で示し、事業の意義を明らかにすることを目的としています。

インパクトレポート発行の背景

HAKKI AFRICAは、2020年11月に新しい信用スコアリングモデルを開発し、タクシードライバーが無理なく返済できるローンを提供開始しました。4年が経過した今、ドライバーたちが完済して自分の車を保有するケースが増加しています。グローバルサウスの他の地域にも展開を進める中で、私たちは自社の事業が本当に人々の役に立てているかどうかを再評価したいと考え、このレポートを作成しました。

レポートの主な内容

このインパクトレポートでは、以下のポイントが強調されています：

- HAKKI AFRICAのロジックモデルの策定と公表
- タクシードライバーへのインタビューを通じた彼らの日常生活の密着取材
- 事業がもたらす社会的インパクトの定量的な公表
- 社員へのインパクトも定量データとインタビューで考察

特に、ケニアのタクシードライバーがなぜ多くの場合に車を所有できないのか、また彼らが懸命に働いても報われにくい構造について、数値データと現地からの声を元に詳しく紹介しています。このレポートを通じて、日本から遠く離れたケニアの実状に触れ、HAKKI AFRICAの取り組みが持つ可能性について考える機会を提供したいと思います。