未来型恋愛小説が誕生!脳とAIの融合が織りなす近未来の物語
内閣府ムーンショット型研究開発事業の一環として進められている「Internet of Brains(IoB)」プロジェクトが、未来社会への提言として立ち上げたコミュニケーションプロジェクト『Neu World』。このプロジェクトが、新たな小説作品を発表しました。
今回公開されたのは、2050年の近未来を舞台にした恋愛小説『彼と彼女のテレパシーに至る4748日』。若手作家の人間六度氏が執筆を担当し、イラストは慧子氏、デザインは草野デザイン事務所が手掛けています。
テレパシー技術が社会に実装された世界
物語は、13年間交際を続ける塚越とユズカップルの葛藤から始まります。互いの気持ちのすれ違いを感じた二人は、思考を共有できるテレパシー・セラピーを試みることに。このセラピーを通じて、相手への理解を深め、そして自身の気持ちと向き合っていく様子が丁寧に描かれています。
本作は、思考伝達技術が社会に浸透した近未来の世界を舞台に、テクノロジーが人々の繋がりや自己認識にどう影響を与えるのかを問いかけます。現代社会における人間関係の難しさや、心の壁を乗り越えることの大切さを、未来的な設定を通して表現。読者それぞれが、テクノロジーと人間の共存について深く考えさせられる作品となっています。
脳とAIの融合研究をテーマに
『Neu World』プロジェクトは、IoBのサブプロジェクトマネージャーである神経科学者、笹井俊太朗氏率いる「X Communicationチーム」の研究成果をテーマに、小説や漫画などの作品を制作しています。今作も、笹井氏のチームが取り組む研究内容が背景にあり、科学的なリアリティとフィクションが絶妙に融合した作品に仕上がっています。
未来社会への問いかけ
『Neu World』プロジェクトが制作する作品は、未来予想図ではなく、未来社会への問いかけとして制作されています。この小説を通して、読者は2050年の世界を垣間見ることができるだけでなく、テクノロジーと共存する未来について、自分自身の考えを改めて見つめ直す機会を得るでしょう。
作品を読んだ後は、ぜひハッシュタグ「#NeuWorld」をつけてSNSで感想を共有してみましょう。皆さんの意見は、今後の研究や社会実装に反映される可能性があります。
作者紹介
人間六度氏
2022年に第9回ハヤカワSFコンテストと第28回電撃小説大賞でデビュー。近著に花譜楽曲ノベライズ「過去を喰らう(I am here)beyond you.」や「ハンドレッドハンドルズハンドリングザ・ワールド」(漫画原作)などがあります。
笹井俊太朗氏
神経科学者、IoBサブプロジェクトマネージャー。株式会社アラヤ取締役CRO兼研究開発部部長。意識理論を応用した「心をつなげるBMI」の社会実装を目指し、研究開発に携わっています。
プロジェクト概要
『Neu World』プロジェクトは、IoBが取り組む脳とAIの融合研究を、より多くの人々と共有することを目的に設立されました。小説や漫画、その他多様な表現手段を通じて、未来社会の姿を提示し、活発な議論を促すことを目指しています。
このプロジェクトが提示する未来像は、決して予言ではなく、私たちが共に創造していく未来の可能性を示唆しています。皆様の関わりによって、未来はより豊かで多様なものとなるでしょう。
関連情報
Neu World公式WEBサイト: https://neu-world.link/
Neu World第1弾漫画作品「.raw」:
https://neu-world.link/posts/gRmVv0fE
IoB公式WEBサイト: https://brains.link/
IoB X(旧Twitter):
https://twitter.com/moonshot_IoB
* IoB YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/@moonshot_IoB