東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025 特別賞の発表と注目の受賞アイテム

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2025　特別賞の発表

日本で唯一、アジア最大級の蒸留酒の品評会である東京ウイスキー&スピリッツコンペティション（TWSC）は、2025年の特別賞を今年も発表しました。このコンペティションは、日本文化の特色を活かした繊細な味覚で厳選されたウイスキーやスピリッツを評価する場として定評があります。

今回の2025年では、総出品数829本の中から、特別賞に選ばれたのはわずか52本。この中の受賞アイテムを見ていきましょう。

ベストカテゴリー賞

今年のベストカテゴリー賞は、約300名の審査員による厳正な審査を経て選ばれました。特に注目すべきアイテムが揃う洋酒部門と焼酎・泡盛部門で、様々なカテゴリーから受賞アイテムが発表されています。洋酒部門では、スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキー、ジャパニーズウイスキーなど、名だたるブランドが選ばれています。

洋酒部門のハイライト

- スコッチウイスキー／シングルモルト: ウィルソン & モーガングレンロッシー 16年（出品者: ePower）
- アイリッシュウイスキー／シングルモルト: マコーネルズ 20年オールドクロマックコレクション（出品者: Belfast Distillery Company Ltd.）
- ジャパニーズウイスキー／シングルモルト: イチローズモルト清里フィールドバレエ34回記念ウイスキー（出品者: 萌木の村）

これらの受賞アイテムは、まさにその年の盛況を象徴するものであり、愛好者にとっては必見の逸品です。

焼酎・泡盛部門の受賞アイテム

焼酎・泡盛部門でも注目のアイテムが揃っています。特に「UNDER25部門」と「OVER26部門」に分かれた受賞商品は、アルコール度数による厳選がなされており、消費者に親しみやすい点も魅力です。

- UNDER25部門（芋）: 宝山蒸撰玉茜（出品者: 西酒造）
- OVER26部門（泡盛）: 海乃邦 15年貯蔵古酒（出品者: 沖縄県酒造協同組合）

これらの受賞アイテムは、今後の人気トレンドを占う上でも重要な役割を果たすことでしょう。

ベスト・コストパフォーマンス賞

特別賞の中でも特に注目したいのがベスト・コストパフォーマンス賞です。これは、品質と価格のバランスが優れていると評価されたアイテムに贈られます。今年は洋酒部門から9本、焼酎・泡盛部門から3本が受賞しました。

- 洋酒部門の受賞アイテムには、ロッホローモンド 12年（出品者: 都光）や、ワイルドターキー 8年（出品者: CAMPARI JAPAN）が名を連ねています。

3年連続殿堂入り

昨年から新設された「殿堂入り」も、今年は洋酒部門から6本と焼酎部門から4本が選ばれました。これは、過去3年連続で金賞や最高金賞を受賞したアイテムが対象です。この殿堂入りアイテムもぜひチェックしておきたいところです。

授賞式と大試飲会

TWSC2025の授賞式は、2025年8月3日に東京都港区の明治記念館にて行われます。当日は受賞者と一般参加者が集まり、盛大な祝賀の場となるでしょう。また、同日には大試飲会も開催され、700種類以上のウイスキーやスピリッツの試飲を楽しむことができます。

この試飲会は事前の申込が必要で、参加者はお酒に関する特別な体験を共有し、さまざまな国の蒸留酒に触れる貴重な機会となります。詳細な参加方法などは公式ページを確認してください。