ハロウィンで仮装とフードドライブ、食料問題を考える一日

10月13日（月・祝）、東京の千歳烏山にて「ハロウィンフードドライブパレード」が開催されます。これは、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンによるイベントで、世界食料デー月間および食品ロス削減月間に合わせて行われます。

このイベントの特徴は、仮装パレードとフードドライブを融合させ、楽しみながら社会課題である食料問題について考えることです。「Gift（趣味や楽しみ）×Issue（社会課題）＝Change!（変化）」という理念のもと、子どもたちの社会貢献活動をサポートするフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、食料の寄付を参加条件にした仮装パレードを提案しています。

フードドライブとは、家庭やお店に眠る使いきれない食品を集め、必要としている人々へと寄付する活動です。日本では毎年464万トンの食品が廃棄されていますが、一方で国連世界食糧計画（WFP）が支援する食料の量は370万トンに過ぎません。このことからも、いかに多くの食品が無駄にされているかがわかります。食品ロスの問題は、地球温暖化などの環境問題とも関連が深く、私たちの生活における大きな課題です。

このハロウィンイベントは、予想外の楽しさを提供しつつ、食品ロスについて学ぶ機会となります。参加者は、仮装をしながら自宅から余っている食品を持参することが求められています。その食品は、世田谷区内で困窮している家庭や子ども食堂に届けられます。食料問題についての意識を高めながら、参加者全員がハッピーなハロウィンを楽しむことができる仕組みです。

当日のプログラムとしては、仮装パレードやファッションショー、食料問題に関する紙芝居の上演、そしてフードドライブの活動があります。仮装は任意ですが、参加する子どもたちにはそれぞれ思い思いの衣装を身に着けてもらい、楽しいパレードを繰り広げてほしいと思います。

フリー・ザ・チルドレンでは、地域でのフードドライブの開催も推奨しています。自身が参加できない方も地域や学校での食料寄付活動を通じて、社会貢献ができるアイデアを提案しています。フードドライブに参加することで、参加者は自らの手で社会に貢献している実感を得ることができ、またその活動が広がることで、より多くの人々が食料問題について考えるきっかけとなるでしょう。

今回のハロウィンイベントは、単なる仮装を楽しむだけでなく、社会問題に目を向ける絶好のチャンスです。特にこのイベントは、子どもたちによる参加と貢献を引き出すことで、次世代の意識向上にも寄与するものです。昨年のイベントの様子も好評で、今後さらに多くの参加者が集まることを期待しています。

もし参加を希望される方は、以下の詳細をご確認の上、ぜひご参加ください。

イベント詳細: