IoTガス警報器「スマぴこ」が新たな実証実験を開始
2023年、ミーク株式会社と大阪ガス株式会社が連携し、新しい実証実験をスタートさせました。これは、大阪ガスのIoTガス警報器「スマぴこ」をWi-Fi環境がない家庭でも使えるようにするためのものです。これまで「スマぴこ」の利用にはWi-Fi接続が不可欠でしたが、この実験では『MEEQ SIM』を利用し、LTE回線を活用した新しい接続方法を試みます。
IoT化の背景と「スマぴこ」
大阪ガスは2020年に家庭用ガス警報器の分野で初めてインターネット接続機能を搭載した「スマぴこ」をいち早く市場に投入しました。これにより、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素の危険を知らせるだけでなく、音声やメールを通じた日々の生活に役立つ情報や防災・防犯情報を提供できるようになりました。
ただ、高齢者の方などWi-Fi環境が整っていない家庭では、「スマぴこ」を十分に活用できないという問題がありました。このため、ミークと大阪ガスは、LTE回線を通じて「スマぴこ」がより多くの家庭に届くように実証実験を開始しました。
実証実験の目的と内容
この実証実験の主な目的は、「スマぴこ」の通信回線として『MEEQ SIM』を採用し、実際の通信データ量の計測と利用状況の可視化を行うことです。これにより、通信への依存度を軽減し、よりスムーズな利用を促進することが期待されています。
利用状況の分析を通じて、各家庭の通信量に応じたサービスの改善や新たな機能の開発に活かす考えです。また、実験結果に基づいて今後の次世代機開発を進める予定です。
「MEEQ SIM」の特長
この実証実験に使用される『MEEQ SIM』は、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIのデータ通信が利用できるため、全国的に安定した通信が可能です。都市部はもちろん、山間部や沿岸部などさまざまな環境で利用できる点が大きな魅力です。
さらに、低価格でありながら高品質の料金プランを提供し、SIMの管理も簡単にできるため、多くの企業から支持を受けています。今回は、トリプルキャリアの回線を利用することで、利用者にとって最適な環境を提供します。
今後の展望
ミーク株式会社は、大阪ガスと2021年から提携を結んでおり、今後もIoT化の推進に向けた協業を続けていく予定です。これにより、さらなるIoT通信サービスの拡充が期待されており、「スマぴこ」の普及とそのサービスの向上を図ります。新しい技術とサービスが結びつくことで、私たちの生活がどう変わるのか、非常に楽しみです。
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ミーク株式会社は、東京都渋谷区に本社を構え、低価格で高品質なIoT向け通信サービスを提供しています。IoT/DXに関心のある企業に向けて、コーディング不要で様々なサービスを提供し、業界の発展に寄与しています。
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