京都・妙心寺の冬の幻想的なイベント
12月15日から25日まで、京都の妙心寺退蔵院で特別なライトアップイベントが開催される。このイベントは、世界で唯一の光彫りアーティスト・ゆるかわふう氏とのコラボレーションにより、伝統的な日本庭園と現代アートが織りなす幻想的な空間を提供する。
ライトアップの内容と見どころ
イベントでは、国宝の禅問答「瓢鮎図」の発祥地である「元信の庭」と、造園家・中根金作氏が手掛けた「余香苑」が魅力的にライトアップされる。この冬、訪れる人々は、青い光に照らされた美しい日本庭園を楽しむことができる。街中の派手なイルミネーションとは異なり、じんわりとした静謐さが感じられる場所だ。
建物内では、ゆるかわふう氏の独自の技法「光彫り」と呼ばれる作品が展示される。この手法は、発泡断熱材のスタイロフォームにLEDライトをあてることで、独特の立体感と幻想的な光の演出が生まれる。作品は、吸い込まれそうな青い光に包まれ、鑑賞者を別の世界に誘う。
イベントのハイライト
イベントの目玉は、全12点に及ぶ光彫り作品の展示。特に、事前に募集された禅問答の回答を彫り込んだ新作も登場する。また、イベント開催に先立ち、12月14日にはライブ配信も予定されている。この展示は夕方から夜にかけて行われるため、通常は公開されていない時間に訪れ、特別な体験をすることができる。
さらに、18日には副住職とのトークイベントも予定されており、参加者は光彫りアートについての深い理解を得ることができる。また、来場者参加型のフォトコンテストや、限定ワークショップも用意されており、多彩な時間を過ごすことができる。
主催者の想い
株式会社アイ・オクトーバーの代表・岩瀬維則氏は、「日本の古き良き文化を後世に残したい」との思いを胸に、今回のイベントを企画した。光彫りアートは、日本文化の良さを外国人にも伝える力があると述べており、観光客にもこの魅力を楽しんでもらいたいと強調している。
アーティストの思い
光彫りアーティスト・ゆるかわふう氏は、自身の作品が「建築材料の断熱材を使った唯一無二の実験的なアート」であることに誇りを持っている。彼が創り出す陰影の表現は、幻想的な庭のライトアップと相まって、観る者に特別な体験を提供する。
イベント情報
- - 期間: 2025年12月15日(月)~12月25日(木)
- - 時間: 15日~23日 17:00~21:00(最終入場20:30)、24日~25日 17:00~20:30(最終入場20:00)
- - 場所: 妙心寺退蔵院(京都府京都市右京区花園妙心寺町35)
- - 主催: 株式会社アイ・オクトーバー
- - 後援: 京都市
- - 協力: 妙心寺退蔵院
- - アクセス: JR嵯峨野線「花園駅」徒歩5分、嵐電北野線「妙心寺駅」徒歩15分。公共交通機関の利用を推奨。
冬の京都を背景に、アートと自然が融合するこのイベント。ぜひ一度足を運び、至福のひとときを体験してみてはいかがだろうか。