没入型OOH広告「TOQ IMMERSIVE OOH」の始動
株式会社東急エージェンシーは、2025年3月25日から新たな広告体験を提供する没入型OOH広告「TOQ IMMERSIVE OOH」を発表しました。これにより、広告の形が大きく進化し、消費者が受動的に見るのではなく、自ら能動的に参加できる環境が整えられます。特に、技術協力パートナーの株式会社モッチハックが開発した360度音響技術「imavo」を活用した「TOQ IMMERSIVE OOH_SOUND」が注目されています。
「TOQ IMMERSIVE OOH_SOUND」の概要
この新しい広告シリーズは、広告内に配置されたQRコードを利用することで、イヤホンを通じて立体的な音響体験が可能になります。これにより、広告接触者は単なる視覚的な情報だけでなく、周囲の環境を立体的に感じながら、好きなキャラクターやアーティストが自分の近くにいるような感覚を味わうことができます。
また、広告内容と関連付けたサウンド体験が広告主にとってもメリットとなり、広告に対する理解を深めたり、消費者の興味を引き出したりする効果が期待されます。これにより、消費者は「見に行くべき・広めたい」と感じるような新たな広告コミュニケーションが生まれるでしょう。
エンタメ業界との相乗効果
特に、エンターテインメント業界においては、IP(知的財産)を活用することでファンとの心的距離を縮めることが可能です。最近行われた実証実験では、HYBE JAPANと協力し、人気グループ『TOMORROW X TOGETHER』や『BOY NEXT DOOR』の広告を展開したところ、大きな反響を得ることができました。このような成功例が今後のキャンペーンにも期待を寄せています。
対象媒体と今後の展開
本広告は、東急電鉄の各種媒体で展開され、2025年3月25日からはトークボックスや中吊りポスターが使用されます。これにより、視覚的なプレゼンテーションに音響が加わることで、より奥行きのある体験を消費者に提供することを目指しています。さらに、東急沿線のエンターテインメントの活性化を図る魅力的な広告企画を今後も展開し、さらなるビジネスチャンスを見出す予定です。
終わりに
「TOQ IMMERSIVE OOH」は、フィジカル(Physical)とデジタル(Digital)の融合を目指す「Phygitalプロジェクト」の一環として登場しました。このプロジェクトは、消費者に感動的なブランド体験を提供することを目指しています。今後、この広告シリーズがどのように進化し、私たちの生活に影響を与えていくのか、目が離せません。新しい技術を駆使した未来の広告体験にぜひご注目ください。