江戸時代の遊女のヘアスタイル再現イベントが開催！日本髪の魅力に迫る

江戸時代の遊女が魅せる美しい日本髪

東京都品川区にあるポーラ文化研究所が、特別なイベントを開催します。このイベントは、品川区民芸術祭の協賛事業として行われ、日本髪の歴史と文化を深く理解できる貴重な機会となっています。特に、江戸時代のファッションリーダーである遊女のヘアスタイルにスポットを当てた内容です。

「日本髪」とは、特に江戸時代に発展した伝統的な髪型のことを指します。このイベントでは、まず日本髪の変遷について講演が行われ、江戸時代における日本髪の特徴や美しさを深く掘り下げます。これにより、参加者は日本髪がどれほど多様で、またどのように進化してきたかを学ぶことができます。

イベントの後半では、実際に結髪師による日本髪の結い上げの実演が行われます。結い上げるスタイルは、遊女が結った「横兵庫」というもので、その豪華さは一見の価値があります。長い黒髪が繊細に結い上げられる過程を目の前で見ることで、その技術の奥深さを体感できることでしょう。

さらに、イベント当日には、江戸時代の髪飾りに焦点を当てたミニ展示も行われます。「黒髪を彩る髪飾り」と題した展示では、華やかなかんざしやべっ甲の櫛など、当時の女性たちがどのようにして髪を飾っていたのかを知ることができます。これらの美しい髪飾りには、江戸時代の文化や女性の美意識が込められています。

この特別なイベントは、9月14日（土）の14時から16時まで開催され、定員は90名です。参加は無料ですが、事前の予約が必要となりますので、注意が必要です。イベントに参加することで、歌舞伎や時代劇を観る際に新たな気づきを得ることができるでしょう。

講師はポーラ文化研究所のシニア研究員である村田孝子氏です。彼女は日本と西洋の化粧や結髪に関する研究を行い、展覧会を通じて化粧文化を広めています。また、結髪師の林照乃氏も参加し、実演を行います。彼女はテレビや舞台で結髪を手掛け、多くの経験を持つプロフェッショナルです。

参加希望者は、指定のサイトから申し込みが可能です。まずは予約を取り、江戸時代の美しさに触れる貴重な機会を手に入れましょう。