業務効率化を目指す提携
日本の企業における業務プロセスのデジタル化は進化を続けていますが、特に中小企業においては、リソース不足や効率的な業務プロセスの構築が課題となっています。そんな中、株式会社kubellのグループ会社であるkubellパートナーが、クラウド郵便サービスを提供するatena株式会社と業務提携を結んだニュースは、業務効率化に向けた大きな一歩として注目を集めています。
提携の背景と目的
この業務提携は、kubellグループが掲げる「働くをもっと楽しく、創造的に」「すべての人に、一歩先の働き方を」というミッションに根ざしています。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて中小企業の生産性向上を目指しているとのこと。これまで、ビジネスチャット「Chatwork」を通じて培った顧客基盤を活用し、人とAIなどの技術を駆使して、業務のデジタル化を行うビジネスモデル「BPaaS(Business Process as a Service)」を構築しています。
kubellパートナーが提供する「Chatwork アシスタント」は、経理や労務業務をオンラインで代行するサービスですが、従来は郵便物の取り扱いがオフラインで行われていました。今回の提携によって、ユーザーは郵便物の受領からPDF化、さらには管理まで、すべてをクラウドで行えるようになります。これにより、業務負担を軽減し、作業の迅速化が図れるのです。
新たなサービスの展開
また、atenaのオフライン事務代行サービス「atena事務代行」との連携によって、「Chatwork アシスタント」が対応できなかった郵便物の発送や契約書の押印などにも対応が可能となります。これにより、ユーザーはバックオフィス業務を低コストで高品質にアウトソースでき、ビジネスの本業に集中できる環境が整います。
この業務提携は、両社が持つ専門性を活かし合い、より広範な業務を効率的にサポートできる体制を構築することを目指しています。今後は新たなサービスの開発や相互送客を通じて、中小企業の生産性向上に貢献していく考えです。
各社の期待の声
atena株式会社の共同創業者で代表取締役の白髭直樹氏は、この提携を通じて中小企業の皆様の業務効率化がさらに推進され、事業が成長するサポートを全力で行う意向を表明しました。また、kubellパートナーの代表取締役社長、岡田亮一氏も、atenaとの提携によりユーザーの支援の幅が一層広がり、コア業務に集中できる環境が整うことを期待しています。
atena株式会社について
atenaは、企業の郵便物を預かりデジタル化するクラウド郵便サービス「atena」を中心に、郵便物に関連する事務業務を代行しています。日本郵政グループやSansan株式会社との提携を通じて、オペレーション品質やプロダクト価値の向上にも積極的に取り組んでいます。
株式会社kubellについて
kubellは「働くをもっと楽しく」を掲げ、ビジネスチャット「Chatwork」を中心に、さまざまなバックオフィス業務をアウトソーシングするBPaaSサービスを展開しています。今後も、中小企業の業務効率化を推進し、事業成長を支援するための価値提供に努めていく方針です。
この提携は、中小企業における業務をより効率的に、そして効果的に進めるきっかけとなるでしょう。今後の展開が楽しみです。