テクノーブルの革新:環境を意識した化粧品原料
株式会社テクノーブルは、1961年の創業以来、機能性化粧品原料の研究と製造をし続けてきましたが、その取り組みが新たな高みへと導かれました。2021年5月19日から21日にかけて開催された第10回化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2021では、同社のブランド「Re: Derma & Earth Advance」が環境部門で金賞を獲得しました。この受賞は、未利用資源のリノベーションを通じた新しい付加価値の創造が評価された結果です。
Re: Derma & Earth Advanceとは?
特に、このブランドは、農作物を加工する過程で生じる未利用資源、例えば摘果したキウイの果実や剪定したイチジクの枝、さらには未利用タケノコの皮などを活用しています。これらの資源から機能性化粧品原料を生産することで、環境への負荷を軽減することを目指しています。
2009年に立ち上げた「Re: Derma & Earth」のコンセプトは、未利用資源を化粧品原料としてリノベーションすることに注力したもの。2021年の創業60周年を迎えるにあたり、同ブランドはさらなる進化を遂げ、Re: Derma & Earth Advanceとして新たにスタートしました。
環境循環を実現する取り組み
Re: Derma & Earth Advanceでは、化粧品原料の製造過程で生じる抽出残渣の問題にも取り組んでいます。この残渣は、これまで処理が課題とされてきましたが、新たに導入されたバイオ技術によって、発酵や酵素処理を行うことで、その排出量を削減しつつ、残渣を有機肥料として有効利用することを目指しています。
具体的には、2025年までにテクノーブルの生産工場から排出される抽出残渣を50%削減する計画です。これは、環境循環をさらに進めるための重要な一歩であり、企業が環境保護に取り組む姿勢を具現化したものでもあります。
今後の展望
このたびの金賞受賞は、テクノーブルにとって栄誉であると同時に、環境への貢献に対する新たな責任をも意味します。消費者のお肌の悩みに応えつつ、地球環境を守るための取り組みを今後も強化していく所存です。
テクノーブルの新しい化粧品原料ブランド、Re: Derma & Earth Advanceは、持続可能な未来を実現するための生産手法に取り組む企業として、今後の動向が注目されます。
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