バカラの歴史と新たな試み
1764年に創業したバカラは、フランスのクリスタルブランドとして、長い歴史の中で卓越した製品を生み出してきました。最近、バカラは「オート・クリスタルリー コレクション」を発表し、その作品には19世紀から20世紀初頭にかけての歴史的な名作が現代の技術で復刻されています。このコレクションは、バカラのサヴォアフェール、つまり伝統的な手工芸技術の結晶であり、バカラの職人によって極められたクリスタルの美しさを余すところなく表現しています。
オート・クリスタルリー コレクションの特徴
本コレクションは、万博や国際博覧会で発表された名品を基にしており、代々受け継がれてきた技術やデザインが詰め込まれています。例えば、1909年のナンシー博覧会で出品された「ピエルリー デカンタ」や、1878年のパリ万国博覧会に出品された「アロ デカンタ」など、各作品にはそれぞれの時代の美意識が反映されています。
1. ピエルリー デカンタ
この作品は、深いグリーンの色被せクリスタルで作られ、精緻なダイヤモンドカットが施されています。アール・デコの典型を示すフォルムは、見る者に宝石のような美しさを印象付けます。価格は4,400,000円で、限定50ピースのみの販売です。
2. アロ デカンタ
光輪のような円環フォルムが特徴で、古代陶器からインスパイアされたデザインです。完璧な対称性と星形のカットは、バカラの卓越した技術を見事に体現しています。価格は4,785,000円、こちらも限定50ピースです。
3. トロカデロ ボウル
デザイナーのジョルジュ・シュヴァリエによって生み出されたこの作品は、1925年の博覧会で発表され、幾何学的なデザインが目を引きます。クリアクリスタルとローズカラーの色被せクリスタルの美しいコントラストは、現代においても新鮮に映ります。価格は3,300,000円、限定50ピース。
4. ヴォル・ドゥ・ジュール&ヴォル・デュ・ソワール ベース
1878年に発表され、ジャポニスムの影響を受けたデザインのこのベースは、金彩やエナメル彩色によって美しさを増しています。それぞれの価格は、左が3,465,000円、右が4,400,000円で、いずれも限定50ピースです。
5. キャノペ ボウル
ロシア帝室のために1901年に制作された特別なボウルが復刻され、エメラルドグリーンのクリスタルで製作されています。葉が重なる様を表現した豊かなカットが特徴的です。価格は1,848,000円で、こちらも限定50ピース。
歴史と創造性の融合
バカラは260年以上にわたって、フレンチ・アール・ドゥ・ヴィーヴルの理念を体現し続けています。美意識と職人技の結集は、単なる製品を超え、時代を超えたアートとしての価値を持ちます。また、バカラは新たなデザイナーとのコラボレーションを通じて、常に革新を追求しています。
まとめ
「オート・クリスタルリー コレクション」は、バカラの歴史と技術を現代に活かした作品群です。各作品には、歴史への敬意と新たな美への探求が込められています。世界中のバカラショップや公式ウェブサイトでその魅力を体験できます。