新サービス『ぞうのあしあと』
2025-07-07 12:40:30

障がいのあるお子さんと福祉施設を結ぶ新しいマッチングサービス

障がいのあるお子さんと福祉施設を結ぶ新サービス



最近、福祉の分野でもデジタル改革が進められています。その中で、ファントフット株式会社が開発したマッチングサービス『ぞうのあしあと』は、障がいのあるお子さんと福祉施設の新しい結びつきを提案しています。このサービスは、2025年7月7日から近畿2府4県でβ版が開始される予定です。

『ぞうのあしあと』の特徴


このサービスの最大の特徴は、保護者がスマートフォンを通じて簡単に施設を探すことができる点です。従来の方法では、保護者が自ら電話やメールで一つずつ施設に問い合わせていましたが、『ぞうのあしあと』では、登録した情報を基に施設側から直接「スカウト」が届きます。これにより、時間を大幅に節約し、ストレスも軽減されるでしょう。

安全性と利便性


登録は簡単で、所要時間はたったの5分。しかも、完全会員制で個人情報の流出リスクもありません。初めての方でも安心して利用できます。

質の高いマッチング


また、双方の情報が事前に可視化されることで、面談がスムーズに進み、ミスマッチのリスクも減少します。これにより、福祉施設側も適切な支援が提供しやすくなります。

解決すべき社会課題


『ぞうのあしあと』は、障がい福祉における情報格差や支援の利用格差、さらには福祉現場の人材不足など、さまざまな社会課題を解消することを目指しています。

1. 情報格差の是正


スマートフォン一つでスカウトが受け取れるこの仕組みは、特に情報収集が難しいひとり親家庭や忙しい保護者にとって、非常に有用です。「知らなかった」という事例を減らし、必要な支援を逃すことを防ぎます。

2. ケアの質の均一化


福祉職員のスキルや経験にばらつきがある中、事前に対象児童の特性を把握できることで施設側の負担も軽減されます。

3. 未活用リソースの可視化


施設側が空き状況に基づいてスカウトを送ることができるため、地域の偏在を改善します。

4. 親の孤立感軽減


福祉サービスを探している保護者は、必ずしも相談先が明確ではありませんが、『ぞうのあしあと』によって、誰かが見てくれているという安心感が生まれ、孤立感が和らぎます。

5. 自治体福祉のDX化


このサービスは、民間企業による自治体支援業務のデジタル化を目指しており、利用者が能動的に選ぶというよりは、適した施設からの「提案」を受ける形となります。今後、自治体との連携によりさらなる効果が期待されます。

すでに実績も


『ぞうのあしあと』は、すでに50件以上のマッチングを実現しており、多くの保護者と福祉施設がこのサービスを活用しています。

これからの展望


2026年度内には全国展開を視野に入れ、「誰もが当たり前に福祉サービスを利用できる社会」の実現を目指すこのプロジェクトに注目が集まっています。

【サービス概要】
  • - サービス名:ぞうのあしあと(β版)
  • - 提供開始日:2025年7月7日
  • - 対象エリア:大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県
  • - 対象者:障がいのある18歳未満のお子さまとその保護者

翻って、福祉サービスを利用することが容易で当たり前となる未来に、『ぞうのあしあと』がどのように貢献するのか、今後の進展が期待されます。


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会社情報

会社名
ファントフット株式会社
住所
兵庫県西宮市甲子園口3丁目15-7-6F
電話番号
090-2525-2018

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